Mellow Symphony Official Blog

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MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter Mellow Symphony's Blog

2013/02/27

胸を爪で研がれたような…

トロントの今朝はとてもいい天気だった。
散歩してあっちこっちを歩き回りたくなるくらい。日差しも気持ちよくて、気温もそれほど寒くなく…あれ?こりゃもしかして春が近付いて来ているのかなぁ〜
と、思っていたら。

夜は、スノーアラートが出ていたようだ。
夜に出かける用事があったのだけど、出かける時は大雨。
そして、数十分北上したエリアに辿り着いたら大雪。そこはもう真っ白。

あらぁ…どうなってんのかな…

と思っていたら、大雪の中、雷がピカッ!!!って光ったんだよ。

おーいおーいおーい、なにこれ。そんなのある??
雷と雪ってなんだよう、もう近所も停電しているし、僕が居た部屋も一瞬電気が消えたし…

そして、こりゃまずいなと思って、慌てて家に帰ってきたら。

家の方(割とトロントの中でも南側の方)は、雨!そして、地面がぐっっしゃぐしゃ。
雪が少し降った後に、雨が降ったもんだから、もうその雪達がどんどん解けて、地面はもうびしょびしょ。歩くだけでも濡れるっていう…

でも、天気がちょっと移動するだけで変わるっておもしろいよね。
とにかくもう、水がしみ込みまくってくる僕の靴から、まだまだ春は来ないのこなぁという予感をビリビリと受けながら、家に辿り着き。

そして、家路の間、ずっとサザンオールスターズを聴いていました。何故なら2/26は桑田さんの誕生日であり、ご夫妻の結婚記念日でもあるからね。

しっかし、こう「いやらしい」曲と「とてもシリアス」な曲の幅とかさ。こういうの書けるセンスと、リスナーに受け入れらてい、という事実は本当に素晴らしいよねぇ。
参ったもんだ。どこのネジをどんな風にしているのやら…

何度目かの雪のトロントっっ。
あぁ、そして、桑田さん…。


2013/02/23

気がつかない内に…に気がつく

友達が来ていたんだ。日本からね。

日本からだよ?嬉しいね。だってさ、12時間以上かかるんだよ、飛行機で。トロントまで。乗り継ぎとかの待機時間とか考えれば、24時間くらい移動に費やしたりする事もあるんだよ?お金だって決して安くないし。言葉だってもちろん違うし。

なんてこった、嬉しいじゃないか。嬉し過ぎるじゃないか。

数日の滞在期間だったんだけど。
僕の都合もある意味ちょうど良くて、たくさんの時間を一緒に過ごせたように思う。

僕が好きな場所とか、人とか、空気とか、街並とか?そういう楽しみ方を色々紹介した…というか僕も一緒になって楽しんだ。
いやー、久々に誰かと一緒に過ごす時間がちょっと長過ぎたのか、帰っちゃったらそれはそれで少し寂しい気持ちになっちゃうね。

でも、いい切り替え?にもなったように思う。


こっちに居ると、僕と同じようなワーキングホリデーという期間限定のカタチで、来ている日本人に沢山出会うんだけど。それって、期間限定だからね。過ごす時間もそんなに長くなかったりするんだよね。
でも、その短い間の中で、濃密に過ごせる相手ってのは、すごくいい関係性を築いて行けたりすると思う。今もこれからも。
もちろん、途中色んな段階で変化の可能性はあるから、水を与え続けないとね。
今回来てくれたその友人も、僕が来月会いに行こうとしている友人も、知り合ってからいかに少ない回数しか会っていないか…などという事をふと考えたら、そんな事に気がついた。

実際に会って、話す。それ以外の時間に、僕らはお互いを感じたり、コミュニケーションを何かしらのカタチで取っているんだね。
だから、実際に会った時に、もうしばらく長い付き合いや、たくさん向き合ってきた友達のように感じたりするのかもしれない、きっと。はたまた気がつかない内に、そんな風に接していたりね。

ありがとう。また会える日が楽しみだ。
今いる、そういう友達に。それと、これから会う、そういう友達にも。

2013/02/17

外国人である、という事。

トロントの出会いの中で、刺激的な日本人に出会う事が出来るのは、僕にとって、本当に嬉しい瞬間。

日本でもたくさん出会ってきたんだけど、こっちで出会う人々は、他業種、異文化、別ジャンルの人々ばかり。
それは僕が、なかなか日本に居る時には出会う事が出来なかった人々。
文字通り「トロントが繋げてくれた縁」で出会えた人達。そして、その裏側には僕たちが日本人である事をはらんでいる。

トロントに居る日本人のコミュニティは、それほどデカクないというのが僕の体感。といっても、全部を把握出来ているわけなどではもちろん無いのだけど。
その中で、出会ったり、別れたり、古株が居たり、ずっと離れたところに大人の方々がいたり、若い世代に限定するともっと小さなコミュニティなんだろう、きっと。

賢い人達は、そこを鋭く見ている。

僕はそれがとても刺激的で、勉強になっている。

そう、我々は、トロントではどうあがいても、外国人なのだ。基本的に。
そして、そこで広がるコミュニティと、国民性と、それから元来持ち合わせている(世界にコネクト出来る可能性のある)スキルと。
それらが一体となって、繰り出す必要があるんだなぁ。と改めて感じる。びりびり。

外国人だからこそ。トロントにいる日本人だからこそ。
うーん、そういうところで、もっとうまくアイディアを振り絞って行くのがいいんだよな。
などと、考えたりしていた今夜。
3月の出演するイベントに向けて、今回はイベント出演+イベントの企画構成から、一緒に絡むというタイプのもの。
色んなタイプの人達とたくさん話したり出来る事を、楽しみたいと思います。

2013/02/15

心地よいバレンタインの過ごし方

そう、今日はバレンタインデーであった。
トロントに来て、国民性の違いは当然感じる。特に好きな部分の一つとして、今日みたいな日は感じる。
今日は、バレンタインデー。だが、それほど浮き上がる事もなく。言葉として、「Happy Valentine's day」と声をかけあう別れ際。そんな日だった。

日本の商業戦略による「バレンタインデー」という演出はなかなかのものだ。

メディアが一生懸命ロマンティックに仕立ててみたり、「チョコレート」を巻き込んで各社大型の総合百貨店から、レストランなどのサービス業、スーパーやコンビニまで。至るところで所謂”こじつけ”るようにして、一生懸命「バレンタインデーなんだから、何かあげようよ→消費しようよ」という雰囲気を演出する。

それと、「告白」ね。
これが、一番商業的には、プラスが少ないようにも感じるが、なんというかロマンティックで、かわいらしい。

男女が、素直に愛を告白する。
という点では、こっちでも同じなようであるが。

トロント、というかコレは欧米全体的にそうなのかもしれないが、別にチョコレートをあげるという流れはない。
カードとか、花束とか、単純にプレゼントとか。

しかも、女性から男性へ、というより、男性から女性へという方が強いようである。

まぁ、だから普段から感謝している友達とか、愛情を持って接している親しい友達、恋人、家族などに向けて、プレゼントする。という習慣のようである。
一種の宗教的行事の流れを汲んでいるようでもあるけど。

つまり、
そういう行いに対して、すごく極度のコマーシャルは行われない。
思い思いのカタチで楽しむ。過ごす。
それが、こっちのスタイルのいいところだ。

今日は、小学校の近くの横断歩道に立つおっちゃんが、顔を真っ赤にペインティングして、日本で言うところの「カミナリ様」みたいな真っ赤なアフロのヅラをかぶり(天使ってことだったのかな)、横断歩道で旗を持って立っていた。
僕は通りがてら、おっちゃんに挨拶して、おもしろい顔だね。って言ったら、「バレンタインだからねっ」って言ってた。

ふむ。いいよね。

テレビでも、特別バレンタインらしいCMが流れるわけでもないし、僕はチョコレートを食べるわけでもなく。
割と普段の日常的に、のんびり過ごせた。

日本では、過剰なコマーシャルがあって、何か考えただろう。
もしくは、とりあえず、チョコレートを食べなきゃ!くらいに考えていただろう。

そうだよ、別に食べなくちゃ行けない事もないし。
言わなくちゃいけないわけじゃない。特定の人がいたり、感謝したい相手がいるなら、いつものように感謝を伝える事だ。それがきっと、愛情を与える事だ。もちろん、そのためにお菓子や本でもなんでもプレゼントしたっていい。

いいじゃない、選択肢が一つじゃなくて。
チョコレートを買わなくちゃ、でもないし。
チョコレートをあげる人イコール、あなたが恋をしている人!じゃなきゃいけないルールもないし。
だから、義理チョコとかそんな感覚すらないんだ。
みんな好きな人。だから、あげる。ってね。


うん。そんな日だったかな。

2013/02/10

"think outside of the box"

トロントで大雪が降った。

一昨日の日中くらいから、丸一日。もう少しかな…降り続いて、街を歩くのが大変だった。人通りの少ないところでは、膝下くらいまで足がずぼっとはいってしまうくらいまで積もっていたような気がする。(そんな長靴持ち合わせてなかったから、靴もズボンもよく濡れた)

学校が休みになったり、バスが止まるとかなんか交通機関に影響が出たり。
ここ5年くらいで、かなり記録的な日になったようだ。
にも、関わらず僕が行ったラーメン屋は、随分お客さんが来ていたようだけど。

そんな中、夜には友達のバースデーパーティーに行ってきた。
ただでさえ、外に出るのも億劫な状況ではあるのは分かっていたが、最近の自分のマインドからすると、よくないスパイラルが続いていた気がするので。いわゆる「逆にやってみる」みたいな事を心がけてみようと思いだしだのだ。
逆境に打ち勝つなどという、格好のいい、強いものではないのだが。この状況から脱却するには…と連日考えている時に、ふと聞いた英語の中に「think outside of the box」なるフレーズが出て来た。
ビジネスか何かの会話の流れで出て来たのだが、難しい単語ではないから、なんとなく想像がついた。

なるほどね。
箱の…外…かぁ、と。

この場合、どれを自分にとっての「箱」ととらえるのかも、センスなどが問われるのだろうけど。俯瞰してみるとか、視点をこう…コペルニクス的に変えて、考えてみるとかね。そういうことだよね。きっと。
不器用な僕は、やってみるしかないか、という風に考えた。箱の外側から、考えてみる。
いやぁ、やらないでしょ…とか。うーん…いいや、やめとこ。
みたいな事を、やってみる!
みたいなマインド。

大雪に、友達のパーティー??
うぅん…、いってみよ!みたいな。
カナディアンではあるが、日本人が好きなヤツで。そこに居た日本人は、素晴らしい人がたくさんいた。
年齢に限らず、みんな狙いがあって、勝負している感じというか、青年実業家みたいな、そういう人が多かった(主にその場にいた男性)。
みんなよく考えていて、そして、賢く、勝負している。
ふつふつと、冷静に先の事も見据えて、情熱を燃やすような…そういう感じ??

短い時間ながら、彼らの話を少し聞く事が出来ただけでも、少し箱の外に出た甲斐があったというものだ。

さて、「部屋の中」という考え方の箱をまず出てみた。
次は、どの箱を出るか。


 

2013/02/07

暮らす

今後の流れについて過渡期を迎えています。

暮らす。長期生活をして行く事は用意ではありません。
日本に居たとして、何が必要でしょう。
生活出来るだけの資金。それを得るための仕事。
住居、税金、保険、うにゃうにゃ…。

ギリギリでも何とかなるのが、母国です。
既に持っている権利があります。
その国で暮らす権利。

こっちで滞在する事の難しさは、「権利」が最初はありません。
生活に必要なものに加えて、
皆、何かしらのカタチで権利を得るのです。

運、努力、知恵、技能など、様々なものが必要となります。
(事前の充分な準備とかも、もちろん)

僕が、ここに暮らす事を許されている "残りの期間"で何が得られるか。

音楽ともきっと大きく関わってくるでしょう。