Mellow Symphony Official Blog

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MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter Mellow Symphony's Blog

2014/04/28

女性のシンガーソングライター

トロントに来てから、女性のシンガーソングライターの演奏もたくさん見てきた。
残念ながら、びっくりするほどいい!と思った人は、うーんと…今のところそれほど居ない…かな。あ、Danielle Duvalはすごくよかったな。もう2年近く経つのか、初めて知った時から…。
おっと、そうそう。その話は別として。まぁ、めちゃんこいい!とは言わずとも、結構いい…というか、センスを感じる方々にも嬉しいことにお会いできてきた。
ギターを弾く女性のシンガーソングライターの話ね。
なんで、ここにフォーカスするかと言うとね、彼女らの演奏にね、共通して、オープンチューニング(ギターのチューニングを変えて、何にも押さえないでも和音を奏でることができる調律)をする人をしばしば見かけるのですよ。
これ、なんだろうねぇ。東京では比較的…というか、殆ど会ったことないんじゃないかな。女性のシンガーソングライターで、オープンチューニングを使いこなす方々。
考えてみれば、オープンチューニングってコードをおさえる左手がものすごく簡単で済むし、ちょっと指を加えれば個性的な響きの(テンション)コードが鳴らせるし、まぁ、便利だよね。確かに。
変則チューニングを駆使して、個性的なソロギターを弾くプレイヤーも、カナダにはしばしば居るからね。多分、オープンチューニングの需要が日本より多いんじゃないかな(なんだ、オープンチューニングの需要って)。

ギターを弾きはじめるときに、指で押さえるのがなかなか慣れず、難しくて諦める…前に、オープンチューニングという術に気が付けば、あなたもあなたも、そんな苦労をせずにギターを弾きながら伸びやかに歌えるんじゃないかな!

そんなことあるかな。

日本にもどんどん増えたらオモシロイな。なんて少し思ったけど、日本の女性のシンガーソングライターは、別にちゃんとギター弾けるからいいか。
まぁ、男性とか女性とか、これといって特別な意味はないけど、少し気になったので書き留めておきます。

2014/04/20

Record Store Day

今日はもしかして、レコードストアデイかな?
何だか、去年のほうがとってもワクワクした気がするんだけど、今年は何だかあれ?盛り上がってたのかな…僕が気付いていなかったのかな。もう終わっちゃった。

だが。しかし、今日はライブを見てきた。
そして、そのライブはとんでもなく良かったんだ。

AVEY TARE’S SLASHER FLICK

Dustin Wong
というこの二組のアーティスト。

本当に良かった。
良過ぎて、心がとてもしびれてしまって、私は今、ウイスキーをあおることと、タイピングするくらいしか出来ない。
己の無力さに打ちひしがれるような思いだ。

彼らのライブはまさしく、圧倒的。いや、圧倒。だった。

Aveyは言わず知れた(言わないと知らない?)Animal Collectiveのメンバー。前衛さとポピュラリティーをロックに見事に融合したバンド、アニコレだが。彼の別ユニットであるAVEY TARE’S SLASHER FLICKはまたひと味違う。
リズム、構成、メロディ、どれをとっても一筋縄では行かない。変則的だ。構成などあるのかよく分からないくらい規則性が見え難いし、リズムはポリリズムのように鍵盤、ドラム、ギター、それからディレイのかかったボーカルが織りなすリズムががっちゃがちゃに絡まっている。そして、ノイズ。耳をつんざくギリギリのところまで追い込んだ末に、突然縦乗りに揺らしてくる野蛮なグルーヴが見事に炸裂する。
カッコいい。

そして、Dustin。彼はなんと現在、東京を拠点に活動しているらしい。(日本語ぺらぺら)
ギターをサンプリングした多重録音のサウンドがベースだが、そこにリズムマシーンを加えた後、低音、ノイズ、フィードバック、アルペジオ、コードストローク、様々なギターの音色を織り交ぜて、音の波で正気を奪いにかかる。
幾何学とも思えるほど細かいリズムパターンや単音のギターサウンドの組み合わせに、少し哀愁があるダブリングの歪んだギターサウンドで

中国、またはモンゴル地方の様な牧歌的な雰囲気のメロディを奏でる。
かと思えば、重ね合わせた音の集合体をテープエコーでぐしゃぐしゃにして、数珠つなぎで次の曲へと移行する。
気付けば、前座にも関わらず、お客さん大興奮。ギターのみならず最終的にはボーカルまでサンプリングして重ねてしまってえげつない音の海へと包まれた。

本当に二組ともとんでもなくカッコよかった。
そういうしびれる瞬間、多少異ジャンルとはいえ、彼らは自らの音をもってして、ポピュラリティだとかそういったものとは真逆の世界へ突き抜けて、見るものを圧倒し、そして、その上で商業を少なからず動かしている。


なんだろう、この気持ち。

とにかく本当にすごかった。

Dustinは東京でもきっとやっているだろうから、みんなもぜひ見て欲しい。

2014/04/18

そういうものがあるんだ

知識を増やすことは止めてはならないと思う。
まだまだ僕は、僕自身が無知であることを認識している。

本当に知っているか。

知らないものに出会った時、受け止める柔軟な気持ち。
そういうものがあるんだ、と認識してみる気持ち。

柔軟で居続けることに対する、頑固さの是非。

まだまだ分からない事はおおいな。
柔らかく居たって、一瞬ソリッドにならなくちゃ行けない時はあるものな。
それが選択だと思うんだ。


例えば。
「愛、というものがある。」ということ。

今日の演奏を聴いてくれた人に、音楽がきっと届けてくれたと思う。

だから、演奏の後に話しかけてくれる人達がいたんだ。

春は確かに来ている。そういう気温の夜だった。
トロントへ来て、2度目の春。

2014/04/05

4月に入りました

ようやく激寒のトロントから、「寒っ」のトロントになりつつあります。0℃前後まで気温が上がって、あんまり寒くないだけで「あったかーい!」とか言っちゃったりしてね。麻痺してますね。うんうん。

僕はというと、風邪をやらかしてしまい、しばらくオープンマイクなど歌いにも行けず、喉を休めておりました。来週くらいからまた出ていきたいな。またちょっと違う形でもローカルミュージシャンと絡める方法を模索して行こうと思います。

相変わらずいっつもリミットがある生活はなかなか精神にこたえますが、最近はジョギングとかサッカーとかそういう幼少の頃に楽しんだような遊び?とか。あと、純粋に部屋でただギターを弾いたりする事を楽しんだりとか。そういう事によく取り組み出しています。

なんとなく、本当に必要なものとか、小さい頃に培った感覚みたいなものが、今ここで役立っているような、僕の日々の生活にいい影響をもたらせてくれているような感覚になります。

ありがたい。

本当に好きな事って、あの頃とそんなに変わってないって事なのかなぁ。

それと、あの頃はただただ一生懸命やってきた事が、後から自分の生活に役立ってくるなんていう瞬間が、確かに来るんだ。というね。そんな気持ちにもなるのです。

日本ほど、春!という感じが無いので、別れの季節だな…とか、出会いの季節だな…とか思わないですが。暖かくなりだして、少しずつ夏の盛り上がりピークへ向けて少しずつトロントも移り変わって行っている気はします。

またこの3ヶ月くらいのうちに僕の何かもきっと、確実に、変わるのです。