Mellow Symphony Official Blog

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MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter Mellow Symphony's Blog

2016/05/24

とにかくイイヤツだっていうこと

何かが違う、だけどとにかくイイヤツだっていうこと、そんな風に落ち着く。
トロントに来てから色んな人に会ってきた。日本人に始まり、アジア系、アフリカ系、ヨーロッパ系やいわゆるカナダ人とか、そうじゃない人も含めてとにかくたくさんの人に会って話してきた。
なんだろう、こりゃ。
変な話日本でもたっくさんのいい人には会って、俺は彼らに会えて本当によかったと思っているけど。
どうも違う。なんか違う気質を持っているぞ、この人たち。
んで、僕はつくづくそういう人たちに会って、たくさん話を聞かせてもらい、刺激をもらい、なんていい人なんだろうとか、そんな風に感じてきた。もちろん、いい人ばかりではないけど。
ここで会った日本人にガッカリするようなことはあったし(それがあくまで一方的な見解であることは言うまでもない)、ここで会う日本人じゃない人にはあまりガッカリすることが少ない。

それは期待値が低いのか、「異文化」として受け入れることにこちらの準備ができているからなのか、そういう最初から「自分の感覚値とはズレている」と思うから…みたいな観点がある意味助けてくれるようなことがあるなと思う。

カナダにいる人が善人ばかりだという話などではもちろんない。

とにかくこの街で僕が出会うヤツには驚くほどイイヤツがいて、東京で出会った大好きな仲間とはまた別の意味で好きになってしまうやつらがいるんだ、ということ。それを伝えておこうと思う。
街に対する善し悪しは、出会う人によって変わるからね。

いいひとがいる、日本食が食べれるお店にて。

2016/05/09

Record Store Day

4月のことを思い出して少し書いておく。レコードストアデイは4月16日だった。
あの時期は、まだまだ寒い日が続いていたが、その日は特に日差しが眩しく、気温が上がってかなり心地よい午後だった。

落ち込みがちな日々を過ごしていた。どうやって日々を生活するのがいいのかなんて考えたりして。

すっかりその日がRecord store dayであることも忘れて、トボトボと春の陽気のなかを彷徨うように散歩していた。
歩きながら、度々行くレコード屋が近所にあることを思い出し、ふとそっちの方へ歩くことにした。レコードを買うような気分じゃなかった気がするが、なんか気を紛らわしたかった。

立ち寄ってふと、「あれ?そろそろレコードストアデイじゃないか?」と思い出し、店頭の安いレコード(1枚1ドル)を物色しているとそこに「レコードストアデイにつき、50%オフ」と貼ってあることに気が付いた。1枚50セント(50円弱)ってどんだけ安いんだよと心のなかでツッコミ、なんだか少し気持ちが和らいだ気がして引き続き物色していたら好きなアーティストのアルバムを見つけたりして、ちょっと気持ちが上がった。

欲しいCDを散々探し回って移動した高校生くらいの頃のあの感覚となんら変わっていない感情だった。

会計の時に店員さんと「今日レコードストアデイだよね?」なんて話しながら、朝イチに出来ていた行列の話などを聞き、この街にも音楽大好きな人がいるんだなと嬉しい気持ちになっていた。

会計後、レジの脇に特大のホールケーキがあることに気付き「それってレコードストアデイのお祝い?」と聞いたらそうだったらしく、よく見ると一部切り取られていたがケーキの上の部分はレコード盤になっていた。店員さんが「いる?」と聞いてひとり分切ってくれたので特大のケーキのカットをレジ脇で頬張るという不思議な体験をして、ごちそうさまをしてお店を後にした。
皿に乗り切らないほどの特大ケーキ

なんだか日常っぽい非日常だった。


買ったレコード

2016/05/05

春のように

5月になった。
2016年のはじまりから、瞬く間にすでに5月。前回かろうじて3月のつま先に触れた気がするが、あっという間に4月が終わっていた。新しいプロジェクトや出会い、別れ、新しいイベントを経験しながら学び、吸収し、もがきながらも歩き続けている。
そんな手応えだ。

新曲のレコーディングに素晴らしいゲストプレイヤーを招いて、レコーディングはもう終わって、リリースのことを考えていた。
そうこうしているうちに熊本と大分で大きな地震が発生し、日本人らしくまんまと「自粛ムード」というか、誰かがいうところの「擬似被災(?)」というような状況に陥りかけた。しかし、そんな自分がいかに愚かで脆い発想を抱いていたのかと思い直していた。
そして自分にできることは何か考え、募金し、周りの人と話し、情報は随時見るようにしながらも日々を健康に過ごすことに改めて従事することにした。
新曲のタイトルを「Shooting Star」という仮タイトルから「A Little Prince」にした。そんな矢先に偉大なるミュージシャンであるPrinceの悲報に触れ。驚きながらも彼の偉大さを讃える記事に目を通しては、感銘を受けていた。

何があるか、本当に分からないものだな。

かの地にいる方々が、一日でも早く穏やかな日々を取り戻せるようにと願い。
必ずいつかその地を訪れたいなとも思っている。

たまに書くときまって文章のまとまりが悪い。積もったものを下ろすだけで精一杯というか。もう少しまとめるには、もうちょっとこまめにブログも更新しないとね。
まるであったかいんだか寒いんだか、そんな日々がぐるぐると巡ってくるトロントの春のように、忙しく上昇下降を繰り返す。

気がつけば夏になっているのかな。