Mellow Symphony Official Blog

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MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter Mellow Symphony's Blog

2012/07/31

【WIONI】セルフライナーノーツ「You make it better」

M-10「You make it better」です。
バラッドです。

サウンドトラックは、極めてシンプルな?と言っても、弾き語りとかそういう意味のシンプルというよりは、オーソドックスなバンドスタイルで構成されています。
バッキングギター、それからリードギター、ドラム、ベースなどなど。

それにメロウ節炸裂のコーラスと、少しずつエフェクティヴなサウンドをちょこっと混ぜて。それで出来上がりという、レシピ的に言うと調味料や使っている食品の種類?が少ないかもしれないですね。
それだけにサウンドを作るのは、とても僕にとっては難関でした。こちとら一人バンドというのもあって。何度も何度も練り直したりしたのですが、正直なところ、やはりこういう一人バンドを、現在の僕の環境でやろうとすると「再現性」の部分に意識が行ってしまいがちで…まぁ、つまるところ、この部分にはまだまだ精進が必要であります。

寝息の静かな音から一気に曲の導入へと行くわけですが。
不安や葛藤等に苛まれながらも、それを救う深い愛情…というか。そう言った穏やかな愛情、ひいてはパートナーシップについて歌っているとも言えます。

この曲の一番最初は、冒頭の歌い出し「寝転がっている…」から出来たように記憶しています。
全体的に歌詞の世界観もまとまっているように思います。「天使」という文字通り、天からの使(遣いか?)、そういった存在が鍵となり、主観である人を解放してくれるという。
それは例えるならば、ジョン・レノンでいうヨーコさんであり、岡本太郎でいうところの敏子さん。それが、愛犬だったり、競走馬だったり、ボートだったり、ラジコンだったり、息子だったり、孫だったり。兄弟、姉妹、なんでもいいのです。

自分にとって大切な存在に、あなたは何をしてあげられますか。

2012/07/30

Open Micに繰り出そう

しんごにーです。
相変わらずこちらでガイジンしています。
今日はこちらの友達からのお誘いあって、supermarketなるライブハウスに行って来ました。いいハコでした。
そこで、毎週日曜日にオープンマイク(飛び入りライブ的な)をやっているから、シンゴも出てみるかい?ってな事を誘ってくれたので、ぜひ!って行ってみたものの、エントリーの人数が30組以上居たので、今回は諦めました。
が、友達曰く、いい出会いがたくさん出来るんじゃないかって事で、全くその通り。と感じた私は、来週も行こうと思ったのでした。

日本に行きたいカナディアンとそれから日本経験の少しあるチャイニーズのみんなで晩ご飯を一緒に食べたのですが。
彼らは、既にベラッッベラなワケです、英語が。(チャイニーズの彼らもカナダ経験が長いため)
そこで、飛び交う言葉のおおよそ半分くらいしか理解出来ない私。
日本に行きたいカナディアンの友達は、どれくらい滞在したいかについて、出来るだけ長く!と言っていました。僕と真逆だね、なんて言いながら、お互いIDを交換した方がいいんじゃないかって笑っていました。

まったく、こっちに居ればいるほど、我々は「ガイジン」であるという印象を受ける日々です。あぁ、くやしけり。
そして、こっちの友達からは案外日本語や、日本の音楽が好きだとか、まぁ飛び出てくるわけです。

なんでしょうね。彼らが日本人のどの部分を見て、どこに、どう感じているかまだまだそれを知る必要があります。

2012/07/28

ライブ/ライブ/そして音源

ども。メロウです。
あいやぁ〜〜、もうすぐ7月もおしまいですね。これはこれはあっという間。

先日の話ですが、イギリスのモンスターバンドこと、コールドプレイがカナダにツアーに来ているという事で、トロントでも2日間やっていました。
初日に気付いたのですが、タイミングが合わず断念。しかし、その翌日に行ってきました。


ツイッターやらFacebookにもアップしている通り、めちゃんこよかったです。何がよかったって、やっぱりあのスタジアムロックというか、大会場での強さというかね。楽曲の持ち味というか、パンチ力を活かして、更にエンターテインメントならではの演出でお客さんをしっかり湧かせる時に湧かせるという。とても高い水準でのコンサート。
さすがというか、やっぱりとんでもなく良かったですねぇ。
個人的には去年のフジロック以来だったので、その頃の感動がよみがえるようでした。いや、よかった。
そして、翌日はカナディアンの友達がライブをやるというので、見に行って来ました。小さなカフェバーの様なお店だったのですが、奥にこじんまりとしたステージがあり、どこか日本のハコを見ているようで何か心地よい気持ちでした。
友達のバンドは、La-Nai And The Free People(http://www.reverbnation.com/lanaiandthefreepeople)というバンドで、ギターのライアンが日本好きのお友達。
ラナイの心地よく、そして魂のこもった歌声とリズミカルなキーボードプレイを中心に、周りのバンドメンバーも無駄無くしっかりサウンドに彩りを加えていて、とても素敵でした。



終わった後にもライアンが僕らのところへ話に来てくれて、僕のへったくそな英語に、ライアンもへったくそな日本語で返してくれていました。
(こういうコミュニケーションをもっとシリアスな次元まで高めて行けるようなコミュニケーションスキル…というか英語力が今の僕には必要なのですが)


でも、こうして音楽で少しでもコネクト出来るのは嬉しい事です。もっともっとそれをたくさんして行く事が今の僕の目標です。

長くなってしまいましたが。そんな日々に触発されて?ようやく、メロウの最新アルバム「WIONI」が配信開始となりました。
CDをまだ入手していない方、もともと配送も承っているんですが、盤より安いのでお買い得です(その分、特典シンフォニーはつきませんが)

まだメロウシンフォニー渾身の1枚「WIONI(ワイオナイ)」を聴いていないという方は、サイトから試聴も可能なのでぜひぜひ、この機会に聴いてみて下さい。
コチラ
↓↓
http://www.cdbaby.com/cd/mellowsymphony


2012/07/27

【WIONI】セルフライナーノーツ「ナナ」

3つ目の7。M-9「ナナ」です。
WIONIの構成として、M-8から少しずつ色に変化が現れると思います。
外側へのメッセージの要素と、内側へのメッセージが入れ替わるような。なんというか。自問自答というか。曲の中の主人公。主観からすると、その主観の内面性の部分に触れるゾーンに入って行くようなイメージですね。

さて、「ナナ」ですが。
音の構成は、シンプルです。アコースティックギター、それから歌。
音色効果を使って、ちょっとシンプルな弾き語りとは違ったテイストにしています。ちょっと夜空にあいそうな雰囲気で。
過去のアルバムを見ても、アコギでしっとりと、それも短く歌い切る。そういうのがついつい入って来てしまうようです。
個人的には後半にくるコーラスワークが、とてもメロウシンフォニック(メロウシンフォニーらしさがある様)だなと感じています。

ナナは、少し七夕のストーリーをイメージして作っています。

織り姫と彦星の様に、年に一度しか会えないくらい遠く離れながらも思いを寄せ合う二人が、ここでは「歌」という天の川に乗って出会うような。
夏の静かな夜に、そよ風を受けながら…そんな風に聴いて頂けるとイメージが伝わりやすいかもしれませんね。
古いものに例えるならば、百人一首の様な、文字通り?短歌のように、短く、思いを凝縮して、歌い上げる。
どこか、日本的らしさというか、叙情的な趣きがある、そんな歌です。

2012/07/23

スカボローの近くでBBQ

今日は友人宅の庭でBBQでした。(先月悲劇の銃撃事件が起きたところから、3ブロック程離れた場所だったようです)
最後まで聞き逃しましたけど、なんか主催してくれた夫妻の旦那の方が、とんでもねー音楽好きらしく。
60年代のギブソンのアコギやら、ふるーいMartinのD-15を持っていたりして、すごーく深みのある生音に触れたりして、なかなかよい夜でした。

夫妻も含めて、参加者の一部はカナディアンなのですが。
まぁ。こういうコミュニティに集まったというのもあってか、とにかくなんじゃ、このジャパニーズフリークぶり。
キャッチコピーがオモシロかったから、という理由で日本の歯磨き粉が置いてあったり、もちろん日本の漫画。それから、かける音楽はBUCK-TICKだし、YouTubeやら何やらで探す映像や自分のPCに取り込んでいるのは日本のアニメーションばかり…

フリークです。完全に。

カルチャーショックでした。
僕はある種、そういうカルチャーに対しての反発を憶えてこっちに渡って来たのに、目にするもの耳にするものが、日本のものばかり。日本人も知らない日本のアニメとか。

彼らはこれらをもってして、「日本いいよね」を言うのです。

おやおや、どうでしょう。
例え少々コアなカルチャーだとしても、それがホントにコアかどうか、どうでしょう。海外では現にこうして、日本文化!として受け入れられているジャパニメーション。

何だかちょっとしたカルチャーショックでした。
そして、どれだけ僕らが切望しても、こっちの環境で自由に暮らしたり、こっちで一般的な生活をするには、様々な障壁が待ち受けているのです。
なぜなら、僕らは「ガイジン」だからです。
しかしながら、日本へ留学するのは、比較的、金銭面でも優しいそうです。日本人がこっちの大学へ進学するには、卒業するまでに家を買えるくらいのコストが、場合によってはかかるようですが。

いずれにせよ、日本のカルチャーは思ったよりも、コアな部分に浸透している(部分にはしている)ようです。
ご報告でした。
ではでは。
(そういえば今日は、あいにくのにわか雨に見舞われ、というか雷がほんとーーーーーに近くで落ちました!とんでもねーびっくりした)


2012/07/22

街の交差点で熱唱

昨晩、トロントのストリートで歌ってきました。
一晩経って、非常にやってみてよかった。ちょっと親指が痛いけど、少し喉枯れたけど、弦がいきなり一曲目から切れたけど。
本当にやってよかった。
WIONIもまた新しい友達のもとへと旅立って行きました。

昨晩僕が歌った場所は、トロントの地下鉄の乗り換えとしてよく使われる、bloor/yonge駅の近く(こっちにいる日本人は大抵やんぶろと呼んでいます)。それは、世界で?最も長いとされているストリートである「ブロアー通り」のブロアー駅とグリーンラインの地下鉄と一部?平行して通っているヤングというストリートの交差点。

歩道も広いし、人も結構通るかな?と思い、歌ってみました。
友達も少し見に来てくれたりして、有り難かった。

正直、ライセンスが必要にも関わらず、それを持たずに異国でやるなんて、下手したら掴まったりもするのじゃないかと内心ドキドキしていました。
が、到着して、10分程で場所決めと準備を済ませて、銀行の脇で、ギターを抱えた時。

なんかこう、もりもりっと。エネルギーが湧いたというか、
やったろう!聴かせたろう!!という気持ちになったのです。

一曲目に「エンゲージ」を勢いよく熱唱し、早速弦を切り、張り直してから数曲。
結構通りを歩く方々が、ギターケースに小銭を投げ入れてくれました。

日本人の方々が、結構いる街なのですが、立ち止まった見知らぬ日本人はちょっと見当たらなかったですが。きっと、「あれ?日本語で歌っているやつがいるな」くらいには思ってくれたかもしれません。

古い曲から新しい曲。とにかく日本語の自分の曲だけを歌いまくりました。
「途中、銀行前はプライベートスペースだから、通りの反対側に移動してもらってもいいですか?」と、銀行のセキュリティらしき人に話しかけられたりもしましたが、その方もとても好意的で、通りの反対側に荷物を移動する際に、「ごめんなさいね。私も荷物持ちましょうか?ご協力ありがとう」といった感じで優しく接してくれました。

子供が目の前で止まって、お母さんと聴いてくれたり、何回も僕の前をうろうろと往復する(家の無い?)方が居たり、
気が付けば、当初の予定よりも大幅に長く、2時間くらいずーっと歌っていました。

トロントには音楽好きそうな方々が集まりそうなところや、単純に人通りがもっと多そうなところもまだあります。
また場所も変えて、今度はカバーなんかも織り交ぜてやってみたいと思います。

ありがとう。


2012/07/20

【WIONI】セルフライナーノーツ「Talk too much」

ここへ来て、ガラっと様子が変わります。
M-8は、「Talk too much」。アナログテイストな全体のサウンド。打ち込みのループ。それからキーボードのフレーズ。
壊れたような構成。

「時計の曲がり角で明日を占う ねぇ知ってる 暗示をかけられているのさ」
というこのフレーズ。歌詞とメロディが同時に生まれてきたのは、吉祥寺へ向かう自転車の道中。
このフレーズを友達の家へ向かう道すがら、何度も頭の中でループして、友達の家へ着くなり鍵盤を借りて、楽曲のイメージを少し頭に刻んだところからこの曲は生まれて行きました。

当初は情報操作?の様なそう言った事象。それから、人間の嫌らしい部分とそうじゃないところ、またその部分とのつきあい方?なんかそうした見たくもないところをあえて見るような、隠したがるところを隠し通させたくないような、そういう観点での歌詞の世界観だけに留まっていたのですが。
2011.03.11を経て、その思いがいっそう強くなり、
この楽曲には、後半。英語のインターネットラジオからの音声をサンプリングして貼付けています。
そこには、当時の地震以降の流れ。津波に対する被害情報、原子力発電所の事故に関する内容。それらの当時のニュース情報の断片がちりばめてあります。
僕なりの、情報操作に対する怒り、もちろん本当の情報を知りたい事に対する憤り、それからこの当時の日本全体に漂っていた良い知れぬ不安感。
次にどんなニュースが流れるのか、それをどういう気持ちで受け止めたらいいのか、忘れたい日常と忘れてしまってはいけない日常に対する気持ちを、ここに刻む。
はっきりとした解決策も打ち出せない、無知な自分には、せめて刻んでおく事でしかこれらの事象に対する向き合い方が見付けられなかった。

そんな思いで作ったように記憶しています。

震災復興、原子力問題。
未だに多くの人がその問題と直面するカタチで対峙していて、二度とあの頃の状態に戻る事は出来ない、そういったものが沢山あります。
もちろん、あの頃より多くの動きがあり、今ではより新しいステージへ向かって前向きに取り組む方々や原子力問題は新たな道へと発展していたりもいますが。
取り返す事の出来ない多くのものがあり、それを経て、僕たちはどうやって暮らして行くのか、何か少しでも関わって行きたい、その為に、今は引き続き知る事と、考える事だけは止めずに居る、関わる事が出来る機会には出来るだけそうしていたい。
僕にとっては、今はそれが精一杯です。

そして僕個人的には、幸いにも石巻へ行き、メロウシンフォニーの音楽を奏でる事が出来た時。そこで知り合ったり、深め合う出来た、大切な仲間たちをこれからも大切にして行きたいということ。


2012/07/14

公園で熱唱(2回目)

本日も晴天なり。
トロントの日差しはとんでもねーパワフルなので、天気予報をチェックする時には、最高気温だけでなく、体感温度「feels like〜」と記載してあるとこをチェックするようにしている。
日陰に入ってしまえば、風が心地よかったりもするんだけど、日差しの当たるところにいると、カラッとしてはいるものの、太陽が近くから、こっちをガン見している感じ(なんだそりゃ)。とにかくサングラスをとても重宝しているこのごろごろでございます。

今日は、「High Park」という大きな森林公園(春には桜が咲くそうな)に、友人が日本に帰る前にあそぼーって事で、行って来たのです。
公園だし、僕はギター持参。

待ち合わせから、地下鉄の最寄駅で合流するはずが、僕はストリートカー(いわゆる路面電車)で行ったところ、ストリートカーの目的地も「High Park」のくせに、公園内のぜんっぜん違うところに停まってしまったものだから、慌てふためきました。

みんなと合流するには、お互いに15分〜20分くらいずつ歩いて、ようやく合流出来た感じ。

カイトをあげたりしながら、初対面の方々と談笑。
途中から、僕はギターをぽろぽろと弾き出して、そしたら、近くにいた別のグループから手拍子がっ!

演奏が終わると、拍手と同時に「more music!!」との声をもらい、もう少し歌ってみたりして。
こういう交流が自然と生まれる事に関して、何の違和感もないのがこの国も持っている感覚というか…
僕の好きな感じでした。

ちなみに街中を含め、外(お店以外)でお酒を飲むのは禁止されているので、誰も基本的に酔っぱらいはいません。(別の酔っぱらいはいたかもしれないけど)

前に歌った時は、一人でいたから、公園の端っこでそっと歌っていたけど、みんなで遊びに行く時に演奏すると、東京の大好きな音楽仲間との井の頭公園を思い出すなぁ。

思い出すよ。

では、また書きます。
写真は街中で見付けた煙突?土管?(とその落書き)

2012/07/12

からっとした7月

うーん。トロントは現在、7月11日でございます。
7月かぁ、なんて考えている間にあっという間に10日ばかし経過していました。いやはや、ぼーっとしている時と、忙しくしている時ってのは、またちょっと違った意味で時間が過ぎるのが早く感じるものです。

トロントへ来て、ひと月とちょっと過ぎて、新しい環境にも少しずつ慣れて来ています。英語をもっと心から吸収して行きたいのはもちろんですが。
案外?いや、トロントだからか、日本語をしゃべる環境がたくさん用意されています。
うむ、まぁ、細かい話は抜きにして。とにかくそれは僕の努力次第というわけで。

創作の手も止めたくないので、ちょこちょこSoundCloudでKシリーズを始めて居ます。日本にいるぎりぎりから始めたのですが、これまでのメロウ作品とはまったく違うアプローチでの創作。
これはこれで、とても楽しみながら週一で更新するようにしています。Mellow SymphonyのFacebookなど、ホームページにも(小さく)リンクが貼ってあるので覗いてみて下さい。

Facebookを日本にいる時と、こっちにいる時では、知名度が違うからか?使用頻度がやたらと高くなっています。
こっちの友達と知り合う時に、ふぇーすぶっく持ってんの〜?みたいなのってキッカケになりやすいんですねぇ。

おっと、ぐだぐだと続いてしまっては、いけない。
またもうちょっと細めに?報告します。ではでは、また。


【WIONI】セルフライナーノーツ「Sug」

2つ目の7。M-7「Sug」。これは、このまま「エスユージー」と発音します。

僕の憧れや願望。なんかそう言ったものとか好きなものたちをとても詰まっている、
個人的にも好きな曲の一つです。

愛をちょうだい

と思いっきり歌ってみたかったのだと思います。笑

アコースティックギターの音が、かっこよくジャキジャキ鳴るように、
サビの多重コーラスワークが邪魔し合わないように、
などなど、全体像の調節にも頭をひねりまくりました。

知識ある先人達の作品と比べては、なんでこうならないんだ!といっつもヤキモキしていたのをよく覚えています。

とにかく、テンポ感、歌い出し、サビのコーラスワーク。
Uhというハーモニーと、定位を動き回るPon Ponというコーラスと。
音楽愛を多分に含んだ歌詞の世界観。
エンディングのブルースハープにいたるまで。

僕の音楽的ルーツがよく表れている作品だと思います。

聴いていて清々しい気持ちになったり、新しい何か、を探してみたくなったりする一曲です。

2012/07/05

7月になりました。

遅くなりましたが、7月になってもう数日経ってしまった…
ご無沙汰しまくりだったのでブログをば。

トロントでの生活がひと月経過して、振り返ると音楽漬けの?ライブばっかり見に行っていました。
それが目的と言えば、目的でもあったけど。ひと月の半分どころか3分の2以上誰かしらの演奏を聴いたりしていたように思います。

6月がスタートしてすぐ、以前にも書いた「LUMINATO」のイベントがあったし、それが終わる前にロックフェス「NXNE」が始まったし。
終わって、一週間もしない内に「TORONTO Jazz Festival」が始まって。
そのまま6月は終わっちゃった。

もっと細かく書き上げておけばよかったかも…はは


そして、7月1日はカナダ記念日という事で、2日まで各地でお祭りだらけ。
いやぁ、すごいよ、勢いが。
ゲイの方々がダウンタウンを練り歩く事で有名なゲイパレードとかあったりね。

しかし、音楽フェスも一段落。夏は色んなお祭りがあるとききますが、果たして…生活環境も一変して今月からの僕の動きがどうなるか。
そろそろ、街へ歌いに行きたいっっっっ


【WIONI】セルフライナーノーツ「seven」

少し更新が遅れました。今回はM-6「seven」をご紹介。
1つ目の7。

お聴き頂いて、ご承知の通り。M-5から続くようにトラックが始まります。
ベースの逆再生の音や波の音らと一緒に来たものが、
イントロの軽く歪んだギターのカッティングでリズムインし、イントロへと変わって行きます。

この曲は、原曲自体はしばらく前に出来上がっていました。
ところが、なかなか歌詞が納得行かず、音の響きと物語としての言葉の意味合い、そこが引っ掛かり、仕上がりまで辿り着けずにいたのですが。
改めて、何とかワイオナイに収録すべく練り直し、絞って書き上げたところ、いい具合に行きました。

航海
ですね。いわゆる。


する事への希望に満ちあふれた歌とも言えると思います。
胸躍る事、の方へ進む意志をうたう歌。

旅ですから、決まったカタチはありませんし、ルートや作法もありません。
その人自身で全て決める事くらいでしょうか。

サウンドとしては、シンプルなエレクトリックギターの4分のカッティング中心のリズム。
ふわふわ、きらきらしたシンセサイザーのサウンドと。
ジャキジャキしたアコースティックギターのストローク。
そして、異なる旋律を辿るコーラスワーク。

感想に少しクラシックな雰囲気というか、管楽器系のシンセサイザーの音を挟んでいるのはちょっとしたアクセントを加えています。
ベースが終盤だけ2本登場して、エンディングに向けて波の音と共に少しずつ消えて行くノイズとアコースティックギターは、遠くへ続く航海を見送るような姿をイメージ出来ます。
こんな少しおかしな旅はいかがでしょう?と言った感じですね。


あなたも
ちょっと不思議な

してみたくなりましたか?