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2011/10/24

石巻市を訪れる

やっと。
正直、遅かった。

だが、それは本当に行ってよかった。
行かなくては、いけなかった。
見なくてはならなかった。

知っておく必要があった。

強く、刻み込まれていたもの。

繰り返す日常。
一瞬の非日常。

ボクらが何が出来るか。

大切な事は何か。


週末に、石巻市を訪れた。
ミートザホープスの高橋"ベホイミ"ヒロキンスキーが誘ってくれて。
正直、ボクは人に誘ってもらえて
やっとこの機会を得る事が出来て、被災地を訪れる事ができた。

義援金等の募金活動は、一つの形の復興支援という
ストレートな表現だったように思う。

だが、僕らは今回。
コミュニティの手伝い。
人たちが知り合うキッカケと、そして一時の娯楽を
届ける形で行ってきた。
現地の家族、暖かく迎えてくれた矢口家。
本当によく笑って、騒いで。
様々な場所から来ているボランティアの方々も、
ごった返して賑わう復興バー。
石巻2.0。http://ishinomaki2.com/
仮設住宅。
町並み。高台、海沿い、その際。

否が応にも、今、エネルギーを出して
活動
それは、復興に向けて
新しい生活に向けて
元通りではなく、更にそれを上回る形で、
発展
をしていこうと、
そして、そのエネルギーを必要としている。


子供達は、無邪気に遊んでいる
思い切り泣いている
時には生意気な言葉をはき
時には、同世代に暴力をふるい
いじめの片鱗を感じさせるような相手を傷つける言葉をはいたり
ただ、そのままの真っすぐな優しさを見せたり
遊んで、遊んで
思いっきり遊んで
甘えてみたり

彼らにも確実に刻み込まれても
大人ほど、大きな視点をもたない彼らは
今、目の前の事にいつも一生懸命だった

大人はコミュニティを必要としていて、
全く新しい、新たな環境から出てきた
集まった人々が。
自治していく為に、コミュニティを作っていく為に、
仮設住宅の集会所で、催し事を計画していたり
必要な何かを、生み出していくための、アクション。


町中には、7ヶ月経った今でも、
大きく津波によって損壊した家々
至るところでの、地盤沈下、冠水
はっきりと、見てとれる。人知を越えた、とてつもないエネルギーがぶつかってきたこと。

そして、当時の事を、今でも、きっとたくさんの人と話してきている今でも
その時の事を、はっきりと、現地の方は語ってくれた。

刻み込まれた傷跡は、確実にPTSDとして、潜伏していたり。
僕たちが行っても少しの変化にしかならないけど、
みんなきっとそういうものを、たくさん必要としている。

内に内に、閉じ込めていくのではなく
外に外に、発して行く事で、乗り越えるエネルギーに変換しようとしたり
または、少しでも、そのダメージに負けないように、踏ん張っている。

僕たちは、思い切り、遊んだり、歌ったりして
ちょっとだけでも、変化だったり、キッカケだったり
子供たちの思い出の一つになったり、日常とちょっとだけ違う日常があったり
そんな事が出来るだけでもいいんだと思う。
経済活動として、現地でお金を使って
生活
をしてみることで、何かを知ったり、何かの役に立てたり
することがあるんだと思う。

これは今頃、ようやく訪れた僕だからきっと感じたんだと思う。
もっと早い段階では、もっと必要な事がたくさんあったと思う。
今でもボランティア作業として、必要な事もあると思う。
その中で、自分たちの眼で見て、自分たちで出来ることを、
少しでも行動にして行く事は、改めて大事。いや、いつだって大事なんだと
改めて思った。

集会所を借りて、みんなと思い切り歌うなんてのも
今度はしたいな。

ありがとう。そして、また遊ぼう。


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