白黒をつけたがる君よ
0か100か
振り分けたがる君よ
曖昧を愛せよ
生命には
その間が存在し
人間には
無数のその間の点があり
感情には
無限のその色が
グラデーションのよう織り重なっている
あなたの愛は
届いたか
あなたは愛を
受け取ったか
曖昧のなかに
ほら
君が無理やり
引きのばして
下手すれば
ちぎれそうになっている
そのなかに
あるじゃないか
あるはずじゃないか
君よ
わかっているだろう
誰も彼も
何もかもが
そう
白や
黒だったら
おもしろくないのさ
汝
曖昧を
愛せよ
君自身が
そう
どうしようもないほどに
曖昧な存在なのだから
0 件のコメント:
コメントを投稿