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2021/06/17

値上げ

武蔵野を代表するフォークシンガー高田渡氏が遺した名曲の数々。

とかなんとか言ってみたものの、その深みの善し悪しもよく分からないまま、その軽妙洒脱な雰囲気になんとなく惹かれて、よく聴いていた。

普通に傍からみればただのダメダメ人間みたいな人が、ミュージシャンという形でその不思議な魔法を使って、なにかを超越したような気付きを与えたり、人の心にずしんと響く、そんなものを届けることができる。最高だと思う。

それはそうと、その高田渡氏の名曲の一つ、「値上げ」をふと思い出した。

新聞の見出しを繋げた歌詞みたいな、そんな書き方をした曲だったと思う。

それは時の政府が、「値上げ」という国民が嫌がるような施策をいかにして、なし崩し的に値上げまでもっていくか…を描写しているようなそんな印象を与える。


現代でもそんなことがしばしば起きているように思えて、最近この曲が頭をよぎるのだ。


特に昨今の緊急事態状況下における、オリンピック・パラリンピックの開催などを見ていてそんな風に感じた。


時の政権は、「このままじゃ、開催できないんじゃないですか?どうするんですか?」って言われても、

「今はとにかく国民の安全と安心を…」とか、「安全第一のオリンピックを開催することに全力を…」とかなんとか言っているうちに、ここ一か月もしないうちに「もうここまできてしまっては、中止はできないし、延期もできない」と聞こえてくるようになり、「開催は開催。さて、客を入れるか入れないか…」みたいな方向で話が進んでいるように見える。

(ただの一都民の僕のところに、実際どんな話になっているかなど届くわけないので、イメージでしかない。実際にはいろんな話が飛び交っているのだろうけど。)

それでも様々な世論の声を反映したような報道関係者からの質問などには、判で押したような返事を返しながら、近づいてきたら「もう遅いので、このままいくしかない」と言われているような…詐欺まがいの押し切りをされているようで落胆する。


情報をコントロールすることが好きというか、それこそが定石そして上策とばかりに、表立っての発言はリスクを避け、結局意図する方向に持っていく…としているようだが、それでも「さすがです!」「あのキワドイ質問に、いやあ、見事な返しでした!」と感銘をうける人がいったいどれほどいるのか。

最高に歯切れが悪く、あんなことを営業の仕事の人がやっていたら、即信用を失うだろう。


僕が客なら、こんなに曖昧なこと言いながら、ずるずると自分たちの思惑の方向ばかりに運んでしまうような行為を何度もみていたら、そんなお店は使わない。

(実際、僕は金を払って雇っているはずなんだけど)


ところが、ルールを決める側に回ってしまえば、よっぼどの事やらない限り(よっぽどの事やったってある程度うまくごまかせれば)なんら問題はない。

「誤解を招いたことは謝る」っていって

「反省したので辞めずにこのまま責務を果たす」っていって

もっとバレないように、上手に次はやろうってするだけ


そしたら得する人同士は、また得しあって

うまく折り合いがつかなくなれば、死んでも使わないっていって

とことん干す!って脅すんでしょう。


なんか、それって…

牛耳られていないかな???


2021/06/15

死んだ魚

死んだ魚の目をしたひとがいう

ありがとぅぐぅざぁいあしたぁ〜〜




死んだ魚がいう

ありがとうございました


だったら

どちらが
より胸に響くだろうか


そんなことを考えたくなるのは
ぼくがが夜間(のシフトが働く時間帯)のコンビニにいってしまうからかな




2021/06/09

リーダーシップが問われている

一年以上同じように
緊急事態が公式にオンになったりオフになったりしつつ
実際の緊急事態は続きながら
緊急と思えぬようなスピードで
少しずつ物事が動いている

そして未だにこの極東の島国から出ることは容易にできない

閉塞感が漂い
どこかでガス抜きをうまく見付ける人もいれば

ある人はたまらず外出し
街へ出て
ある人は家へこもり
どこかでその閉塞感に対する思いを
発散、もしくは爆発させる

そして行政や企業
さまざま組織にいる首長の行動にも
いつにも増して、注目が集まっているように思う

自分一人や周りのちょっとした人々の行動で
何とかならないのならば
そのルールを作ったり、人々を取りまとめる人たちに頼りたくなる

そんななかで

我先にとワクチン接種を急ぐ長や
組織のトップが行政にかけあって順番を「横入り」しようとしたり
自分たちだけでもとルールを無視して集まったり
専用のシャワー室をこしらえてみたり
私物を大量に公務の部屋に持ち込んでみたり
不倫していたり
党内にだけ全体検査をしたり
ちょっと前まで内閣の重要なポジションにいた人が地元の有力者に金ばらまいていたり
都合の良いときだけ専門家のアドバイスを盾にしたり
質問の意味がわかっていながら、感情や思いを込めて返答するよりも、予め書いて用意した美辞麗句を読むことしかしなかったり

そんなことがニュースにあがってくる

いつか聞いた公僕という言葉よりも
上級国民などという言葉がよく飛んでいるように感じる

その存在を口にしない人の中には
それを実際に体感し、その利益に輪にどっぷり使っている人たちがたくさんいる

リーダーの資質が問われている

引っ張るリーダー、後ろから支えるリーダー、一緒に頑張るリーダー、色んなリーダー像がある

あなたのところにいるリーダーはどうだろう
もしくはあなた自身はどうだろう


確かに全員を幸せにすることはなかなかできない
ほぼできない
無理だろう

だったらその時
リーダーは誰の味方につくのか
 
人を含めた重要な社会の枠組みをつくる立場にいる人が
その時誰のために動こうとしているか

その答えの片鱗が
この一年数ヶ月のリーダー的存在の方々がみせる行動から
本当の姿をのぞかせていやしないだろうか


あなたのリーダーは
誰の味方か


もしそのリーダーが
甘い蜜を吸い
一部の中だけで回っている金を
ジャグリングするようにまわす

そんな人々が、もしこれからも権力を握り続けるのであれば

そこには甘い蜜を一緒に吸う人のほうが
たくさんいる

ということの現れかもしれない。