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夜
わずかな動き
君は
お腹をおさえてる
さっきまでなんともなかったのに
慌てて僕は
時間をみて
飲んでいたグラスも放り投げ
しばし待つ
気がつけば短い間隔
真夜中
君は
動きだす
「待ってるからね」
ずっとそう話しかけていたから
心の準備はできていたはず
それでも慌てて
タクシーに乗りだす
痛みや興奮
アドレナリン
そしてタクシーの乗り合わせ場所
多めの荷物
車内の匂い
夜中の風
苦しそうにうつむく彼女
妙な支払いの仕組み
そんなものを全部ひっくるめて
降車したのは急患用入り口
あれ
思っていた入口と違う
どこなんだここは
すみませんけど、誰か!!
なんとしても今すぐ
15階に行かせてくれ!
にぎやかな季節を
静かに過ごす
きみを待っている
満たされたように
緩やかな時を楽しみ
きみの訪れを待つ
望むことは
それほど多くはないが
ただ穏やかに
時がくることを願う
真夜中に浮かぶ満月
それを鏡のように映し出す海
そこに潮が満ちていくように
ぼくの胸に
湧き上がる思い
きみを待つ夏の
持つぼくの季節
不真面目
不誠実
虎の威を借る狐
類が友を呼び
寄りかかる場所やひとを見つけては
寄生するように
寄りかかるやつ
ガラスの容器みたく
中身が空っぽで
透明人間のように
無き存在になりたがり
責任を放棄するポジションを
ただひたすら
頑なに守る
安全圏から
物言うことが
お好きな御方
そんな集団に
出くわすこともある
真面目でいても
塩梅をみて
いい加減にしても
どうあがいても
不協和
調子が合うことはない
警戒の塊も結構だが
ただすこし
人間の目をして
まともな会話が
したいものよ