珍しく朝の情報番組で
「女優さんの暮らしを紹介」
みたいな
なんとも…
興味がわかない
誰得?みたいなコーナーを
見てしまった(テレビを点けっぱなしにしてしまった)
旦那さん紹介とか
お家を紹介とか
…まあ、どうでもいい内容ばかり
と、思ったら
なにか少し違う
その女優、中谷美紀さんは
バイオリニストの夫と
オーストリアで暮らしているのだそうだ
中谷さんの言葉の端々から聞こえるのは
その国の人々の暮らし方
社会のあり方
日本を外側から
冷静に見つめたことがある
そういう人の視点だった
そして
パートナーや町の人々に対するリスペクト
そういったものを感じた
共演者とのやり取りや
友人からのコメント
視聴者への声のかけ方などをみても
ああ、この方は
ものすごく地に足のついた
いわゆるDown-to-earthな方なのだ
と感じることができた
使う語彙や
英語やドイツ語(かつてはフランス語)を話すことなどからも
ものすごく努力を積み重ねていることも垣間見えた
(もちろん、その端麗である容姿を保っていることもその一つなのだろう)
映画の紹介をするコーナーがあり
番組の構成的には3作紹介しながら
ご本人が主演のものを最後に紹介(宣伝)する
という流れのようで
おそらくは
それが出演の目的だったのだろう
その時、
中谷さんは先に紹介された二本の映画(テーラーとモロッコ)について
「こんなに素晴らしい映画を、朝の情報番組で紹介して頂けるなんて、映画界の末席にいる人間として嬉しい」
という内容のコメントをして
たまらず涙を流していた
ご自身の映画の宣伝で出演するような
芸人が司会を務める
ありがちな日本の朝の情報番組に
それほどの期待を寄せていなかったのかもしれない
俗っぽい
流行りものを追うような
そういうものがあっても
テレビだし
と割り切る気持ちも持ち合わせていたのだろう
ところが本当に良い映画が
紹介されたとき
ご自身は感極まって涙がでたのだと思う
それを見たとき
この方は
「心を大切にして生きている」
そう感じた
映画や
それ以外のことについても
愛を大切にされて生きている方なのだと
そんな風に思えた
後半のコーナーで
旦那さんが彼女に影響を与えた言葉として
「Life is too short」という言葉が紹介されていたが
それはまさしく
今自分が
とくにここ数年で
改めて噛みしめている言葉で
やはりこの方々も
感じているのだな
と共感をおぼえた
そう
愛にいきる
好きな人たちと
時間と感情を分かち合い
愛情を与えあい
お互いに育つ
そうやって
人や物事と向き合う
なるべくそういう日々を
僕は過ごしていきたい
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