しばらくのあいだ
頭をもたげていた
疑問
それはある種の
願いでもあった
持ちうるすべての
発想や
想像力をもってしても
その答えは
見えなかった
それはずっと
頭どころか
身体も
心も
生活まで
ズシーンと
ジワジワと
重く
締め付け
それに
もがいていた
そんなとき
救ってくれたのは
やっぱり
音楽
ともだちと
音楽
いつだって
それに
助けられてばっかり
ひとの気持ちがのる
有機的なものに
それは本当に不思議だけど
人間が
媒介となって
形にあらわれる
「見えないどこか」
からの
贈り物
そんな事が
本当に
あるのだろうと
感じさせてくれる
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