2024/12/19
一周年
2024/12/07
観葉植物
2024/12/04
流れるジャズを聴きながら
2024/11/27
秘密のおまじない
2024/11/16
誰を守りたいか
選挙の話題をここのところよく目にする
日本では先月衆議院選挙が
そしてアメリカでは大統領選挙があった
もうすぐカナダでも次の首相を決める選挙があるそうだ
(僕は選挙権を持っていない)
先の衆議院選挙ではあいにく在外選挙手続きが済んでいないため
投票をできなかった
むむむ、くやしい
(そして在外投票の手続きはあいかわらずまどろっこしい…もっと簡便にならないものか)
とはいえ選挙期間中は自分なりにあれこれ考えながら
ソーシャルメディアから飛んだりしてあっちこっちの情報や言い分を見たり聞いたり読んだりしていた
僕は政治信条を一般の人同士が戦わすことには消極的だ
みなそれぞれ違う立場だし、選ぶ情報の次第である程度左右されることもある
「誰が一番正しい」とは言えるものでもないのに対し
討論はそういうやり取りになりがちだ
政治家についてあれこれ言っても
最終的に選べるのは本人だけ(一人一票)だし、そこが公平でもあるように思う
なによりもどれだけ内情を知ったつもりになっても
深読み、憶測、バイアス、噂なども含まれやすく
当事者になるのは難しい
(組織票や賄賂等で左右される人はほんとに考え直して欲しいが)
当人の立場によって見える景色は違う
そして
よほどの専門家であっても国を良い方向に導く解決策が
どれが一番有効となり得るのか言い当てるのは難しい
以前は政治に対してもっと無関心だった
スーツを着て国会へ出勤するひとたちはみな「プロフェッショナル」だと思っていて
「その人たちが言うのだからそうなのだろう」とか
「素人には分からない事情がきっとあるのだろう」などと考えていた
だんだんその考えは変わっていった
国会での紙を読むだけのやり取りや
会話にならない質疑や会見でのやり取り
居眠りや不正、導入される新制度
表にでてくる言動(として取り沙汰されるもの)
それらを見ていると、「え?」「あれ?」「なんで?」から
「それはないでしょう」「いや、ちょっと待って」「てか、ふざけるなよ!」
なんていう風に感じることが次第に増えていった
それでも素人目であることには変わらないのだけれど
品行方正
聖人君子
僕の見立てでは、スーツを着て永田町へ行く人たちのなかに
そんな人はいないと思う
僕らがそうでないように
彼らも同じ人間である
ものすごく頭の回る、悪い人たちも中にはいると思うが
面と向かって話すと「実はいいやつ」みたいな人も多いと推測している
みな政治家は
誰かやどこかのコミュニティを代表し
その「誰か」たちにとって、良いことをしようとしていると思う
自分にとって大切な人たちを大切にしたい
守りたい、幸せにしたい
こう思うのはごく自然なことである
その時、その人は
どこを向いているのか
「誰を守ろうとしているのか」
それが行動から垣間見えるのか
その部分が大事だと思う
僕は自分が大切だと思うものやひと、
それらを大切にしてくれる人たち
そういう政治家を応援したい
(結局公約や国会内外での言動、政治責任ってことだよね)
あなたが嫌うひとや
あなたが名前を書いたひとは
どこを向いている?
それでは聞いていただきましょう。
HiGEで「首謀者に告ぐ」
(政治のことを考えると、この曲が頭に浮かびがち)
2024/11/07
勉強期間
なにを隠そう、(オンライン)大学生である私。
いよいよラストイヤー、4年生。そして後半戦である。
年4回ある試験期間のうち、4年目3回目の試験期間ということで、
1...5回目のこのしばし机と向き合う期間。
息抜きをする隙間も多少はあるんだけど、
仕事やなんやかんや外せない予定と重なったり、
自分の理解が追い付かず真夜中までかかったり、
なかなか脳みそを稼働させる必要がある。
そして、勉強の進み具合は蓋を開けてみないと分からないから、
ライブや人と会ったりなど、なにかの予定を入れるのも注意が必要。
結果、大抵ほとんど家にいて、夜になってようやくその日の目標へ到達し、
初めて外の空気に触れて、ふーっとひと息…ということもしばしば。
「自粛」とか「ステイホーム」みたいなことが強く言われていたときに
このままいつまでも無駄にじっとしているわけには…と思い、未来に向けての「バネを引いて(もしくは縮めて?)その反動を力に変えるような」その準備のつもりではじめた大学生としての生活。
そしていつからか心の奥底では叶えたいと思っていた学生生活(もちろん、当初想像していたものとはだいぶ違うが)。
今となっては、もう少し早くスタートしてても良かったのかも…?と思わなくもないが、これはこれできっと良かったんだろう。
4年のキャンパス(に行かない大学)ライフの間にいろいろあった…。大きな変化がいくつもあった。
学びたいと思える、興味がわく世界のはじっこを少し覗き、
高校生の頃からも苦手だったワケのわからない数式の数々に頭を抱え、
時代の流れのおかげでYouTubeやAIに知らない知識のまとめ的なものを教えてもらい、
なんとかあと数か月のところまできている。
場所を変えては、あんな机こんな机に向かい合ってきたものだ。
去年のカナダ行きに向けてのさまざまなイベントの最中に
迎えていた激しい勉強期間のせいか、
近頃机に向き合っているとふと頭によぎる。
勉強が終わった後、ラストオーダー前に駆け込むように行った近所の居酒屋や
息抜きにフラーっといったあのお店。
テスト終わったら遊びにいこーって言って遊んでいた人々や、
あなたのこと。
2024/11/01
ステップ
秋は以前から好きな季節のひとつ。
トロントの暮らしをするようになってからも、
街に木々が多く、色づく景色が好きだから
引き続きお気に入りの季節。
(東京と比べると気温差はあるけど、これはこれでトロントの秋)
一度トロントから離れたときも
遊びに来るときは秋だった(航空券も安かったし)
そして今年の秋
それはここでの暮らしを始めてから
もうすぐ一年が経とうとしていることを意味する
来る前からの準備もあったし、
出国までの流れもなかなか大変だったけど
着いてから、
少しずつアレコレやってきたものだと回想
住む場所や銀行、最低限必要なものを揃えるところから始めて
社会保険番号、運転免許証、健康保険証(的なカード)、
保険、公共料金、携帯電話、
日本から送った荷物の受け取り、
病院探しから登録、税金関連、積み立て、
大家や管理会社との調整など。
短距離走ではなく、
これはマラソン
そのためのステップがいろいろあった。
以前に経験したこともいくつかあったけど、
今までとは勝手が少し違うし、今回は二人分。
生活に必要なことっていろいろあるね。
日本と仕組みが違ったりして学ぶことや手探りなことも多いけど、
(I'm new to this countryって何度言ったか)
それでもなんとか今のところ
楽しみながらやれている、かな。
そして
ようやくたどり着いた次なるステップは
「観葉植物」を買うこと!
(ここまで来たー!)
2024/10/26
求めるもの
2024/10/02
おっちゃん
街ゆけば
おっちゃんに出くわす
どこかの誰かに向かって叫ぶおっちゃん
すれ違う人に端から「小銭くれ」と話しかけるおっちゃん
半裸で走るおっちゃん
半裸で自転車に乗るおっちゃん
交差点で鳩の群れに餌を与えるおっちゃん
自転車で小道に入りこんだとき
この先行き止まりかな~と思いながらとりあえず突き当りまで進んでみたら
「ここの脇から別の通りに出れるぜ」と
突然話しかけてくるおっちゃん
突然の雨が降ったとき
駅で立ち往生している様子の身なりの整ったお姉さんに
一声かけて傘を差しだしていった
(自分の生活もままならなそうな格好をした)おっちゃん
いろんなおっちゃんに出くわす
人びとの暮らし
※写真はケルンの街
ケルンでは路面電車のなかで演奏して小銭を稼ごうとするおっちゃんに2回出くわした。(2回とも同じ曲をうたっていた)
2024/09/11
初めての病院
2024/08/23
Yui Sakamoto
友だちが死んでしまった
遠くに住む友だち
僕らは一度会って
それからしばらくした後
テクノロジーの進化のおかげで
また連絡を取れたり
近況を知ることができるようになった
いわばその程度だったけれど
大切な時期に出会えた
大切な瞬間を分かち合った
僕には特別な人だった
唯くんのばかやろう
なんだよ
死んだら終わりじゃねーのかよ
かわいい子供たちや
えなちゃんはどうするんだよ
さんざん好き勝手言って
さんざん好き勝手書いて
真摯に向き合って
良い画、描いてたじゃないか
ばっかじゃねーの
穏やかな顔していないで
じゃっじゃっじゃって
笑って
そこから出てこいよ
もう一回
画描いてくれよ
もっと無理にでも
会いに行けば良かったのかな
忙しくなったユイくんを
無理やりでも捕まえて
「約束通りジャケ写描いてよ」って
コラボしたら良かったかな
マドレやパドレや
兄弟はどうしているんだろう
唯くんの冒険好きなところと
その優しさやユーモア
絵に対する情熱や
家族に対する愛情や
一緒にテキーラ飲みながら
夜更かしして
二人で話したあの時間や
頂いた絵やギター
これからも大切にするよ
いいでしょ、別に。
なにも変わらずに、今まで通り
そうしたいだけなんだから。
友だちが死んでしまった
遠くに住む
大切な友だち
もう会わない人よりも
もう会えない好きな人がいることを自覚するのは
やるせないもんだな
くそ
死んでどうすんだよ
メキシコらしく
スカルになって起き上がれよ
これも一つの
実験的なアートでしたーって
笑ってくれよ
今日はずっと
唯くんのことばっかり思い出していたよ
2024/08/10
水曜日の通り雨
2024/07/28
まこと
2024/07/24
一時帰国
2024/06/29
飛べるうちに飛ぶ
2024/06/15
最近の若くないもんは
2024/06/06
ごう
自業自得
そんな言葉をふと思い出す
自らの
業
か…
(そういえば「得」って言葉が入っているわりには)この言葉はあまり良い響きじゃない言葉だけど
ある意味平等であるようにも思えてそこまで悪い気がしない
なんだか「フェア」だから
ちょっと「分かる」って感じるんだよなあ
善行は善として
気が付かないうちに返ってきて
悪行は悪として「業」となり
そして我が身に返ってくる
「人間とは業の深い生き物だ」とはいうけど
なるべくその業を軽くできたらいいななんて思う
それよりも
できれば少しでも
徳を積むというか
なるべく
良い人間でいたいものだ
矛盾だらけの世の中では
難しいことだし
鈍色のなかで
生きることもまた
この世の姿ではあるけど
自らは
どう対峙するか
不器用でも貫こうとする物事
そこにちゃんと正義があって
誰かのためになる行いをできるなら
それはきっと素晴らしいことさ
フェアじゃないことは
業を深くすると思う
悪いと思っていることや
ダメなことは
直したり、潰したりしたいし
恩に報いるとか
感謝をするとか
過ちを省みたり
誰かを傷つけたら
それを償ったり
いつも簡単ではないけど
できるだけちゃんとフェアにしたい
そこにたどり着くまで多少痛みを伴うこともあるが
あとで自分に誇らしく向き合えるからね
ダメなことや
悪いことを
そのままにしていると
それは返ってくる
すぐになにかが返ってくることはないかもしれないが
必ずそれは返ってくる
気が付かないうちとか
肝心なとき
死が近づくときとか
必ず
返ってくる
だから
自らの行いを
正していきたい
それはつまり誠実に
向き合うこと
そして
自他両方から
信頼に値する
存在になること
2024/05/31
新曲「砂の城」配信開始
2024/05/12
それをストレスと呼ぶ
ちょっと胸騒ぎがした夜
なんだか胸のあたりがもやもやして
ゆっくり休めないとき
ひさしぶりにガッカリといら立ちが同時に襲うような
そんな突風にあおられた日
砂埃が目に入るように
咄嗟に目を閉じようとしても
もう痛みを感じている
防ぐことは手遅れ
犬も歩けば棒にあたるし
人と関わっていればそんなこともある
なんだっけこの感じ
そんなことを考えると
似たような痛みを次々と思いだしてしまう
理不尽の波にのまれ
解決するよりも
沈黙による鎮静化
それが精いっぱい
そんな鈍痛
なんだろう これ
どう相対するべきか
そんなことを考えていたときに響いた言葉
「それをストレスと呼ぶ」
それを聞いて
「あ、そっか」
そうして笑った
なあんだ これ ストレスか
じゃあ いっか
笑い飛ばしてやれば
こんなもの
抱えていて良くなるものでもないし
キャッチしたらリリース
いつだって心は
身軽でいたい
あたたかく 軽やかな風を呼び込み
その風に身を任せる
ときどき少し勢いが増して
風が荒れたら
こうしてヒラリ受け流す
そんな柔らかさを
忘れずにいたい
2024/04/29
おとなの気分
焦る気持ち
おさえてひと息
静かな夜に
ウイスキーなんか舐めて
深呼吸
おとなの気分を想像する
もうすこし
ちょっとずつちょっとずつ
考えたいこと
決めたいこと
やりたいこと
思うように進まないことも
たくさんあるけど
だいじょうぶ
ちょっとずつちょっとずつ
"One step at a time" だ
そうやって安心させたら
まぶたを閉じて
また明日
ちょっとでも進めよう
2024/04/23
見つめる見つける
トロントへきて4か月ほどが経った
正直ちょっとだけ最初のうちはどうなるか不安だった
でも「大丈夫、ここからだ」って
「きっと良くなる」って
安心させてきた
思い出してみれば2012年に最初に来たときも
なんか「なんにも無くなった」状態できたから
不安だったのもあるけど
新鮮な感覚とどこまでも無責任でいられることから
「楽しい」ことのほうが多かったように思う
時代は変わって?世代も変わって
一人じゃないことにある種の責任も感じている
そこへ来て「なんにも無い(ような)」状態へ逆戻りの大冒険
楽しみながらも「ちゃんと守れるかな」
ってちょっと不安だった
割とこの3~4か月いろいろあったけど
運や友人たちの協力を得ながら
長く暗い空が続いた冬を抜け出して
気が付けばもう20時過ぎくらいまで明るい
そしてトロントにある桜の木たちも満開
まだ肌寒い日もあるけど
上着の前を開けたままでも外を歩けるなんて
もう「春」だね!
そんな季節になって
人びとは街へ出て
ひとに会い
色んな時間を過ごす
そんな季節になってきた
そうしているうちに
気分的なものなのか
なんだか本当に僕たちの日々の暮らしも
ちょっと上向きになってきている
ような気がしている
どうやって乗り越えたのか
それは結局のところ
「楽しいことを見つけてきた」んじゃないかと思う
現状を見つめる
良いことも悪いことも探せばいくらだってある
そこで見つける
こんなに「良いこと」「楽しいこと」があるじゃないかって
それを肥大化させて笑っちゃう
思い切り楽しんじゃう
大丈夫
僕たちは大丈夫
そしてきっと
もっと良くなっていける
2024/04/16
春の訪れ
この街にきて4か月くらい
あれこれと勝手が違うことに
ようやく慣れてきたころ
あの頃の僕ともすこし違うし
あの頃のこの街ともすこしちがう
あの頃と変わらず仲良くしてくれる友がいたり
あの頃とは変わってすこし疎遠になってしまった人もいる
まだまだ足りないものがあったり
まだまだ違う文化に慣れないというか
日本にいるときには掴めていたような感覚知が
この場所で、ここにいる人々や物事で、
必要なんだけど
それがまだちょっとうまくつかめないでいるかな
それでも大抵のことはなんとかなるけど
勝手がつかめて、いろいろとピースがはまってきたら
もっとおもしろくなりそうな気がしているんだ
きっと少しずつ得られるだろうから
いまは焦らずに過ごそう
そして
ありがたいことが周りにたくさんあるのだということに
感謝を忘れないように過ごしたい
(かなりの暖冬だったとはいえそれでも)寒かった冬が終わり
東京のそれと比べるとちょっと冷たいけど
ここにも春の訪れを感じる
春の空気が
あらゆる生命に行き届いて
満たされる頃には
よろこびや期待に胸が膨らんだりして
またすこし良くなっていける
過程を楽しみながら
前に進んでいこう
そっちはどうだい?
2024/04/09
つなぐ
2024/03/14
新しいはじまり
新しい暮らしをはじめて
焦らず少しずつ
暮らしを重ねる
準備も少しずつ
3か月経ってようやく
それ以前に日本であった
「必要最低限」が揃ってきているような気がする
真冬に北米の地に降りたものの
極寒の日もそう多くなく
ゆっくりと試運転をしながら
新しい環境の
新しい二人の形を
模索しているうちに
気付けば日も長くなり
今日にいたっては20度近い暖かさで
人びとも街をうろうろ
僕も少し街をうろうろしながら
変わったものや変わっていないものを確かめて
ここからどんな風に
より良くしていけるか
そんなことを考えている
覚悟していたこと
はじまりはいつも
こんな感じで
あれこれ足りずに
自分の力が不足しているような感覚になったり
でも
ここからきっと
どんどん良くしていける
はじまりなんてそう
焦らず少しずつ
良くしていくんだ
そうして改めて
新しい暮らしを築いていこう
草木が根を生やすように
2024/02/13
「まごころのメロディ」に寄せる詩
2024/02/06
数え切れないほどのなにか
2024/01/02
【歌詞】Magokoro Melody / まごころのメロディ
2023年暮れにリリースとなった新曲「Magokoro Melody(邦題:まごころのメロディ)」の歌詞です。
新曲は各種ストリーミングサービスで聴くことができます。
Magokoro Melody/ まごころのメロディー
ふたりなら大丈夫 手を取り合って
難しいことも 乗り越えられる きっと
そんなこと いつからか思い描いて
八月の空に 言の葉を紡ぎ合わせてました
「ただいま」に愛を込めて 「おかえり」に慈しみを
「おやすみ」に祈りを込めて 「おはよう」に希望をそえる
そんな暮らしを 夢みたけど…
きみとなら叶えたい 共に育って
新しいことを 作っていける きっと
偶然だけど ごく自然に 受け止められて
穏やかな日々の 行く末を見たいと思えました
晴れの日は生命を讃え 雨の日は恵みを祝い
星空に願いを込めて 朝焼けが未来を照らす
そんなふたりを 夢みたけど…
きみにとって 大切なもののすべてを
そっと包んであげたい これはそう 真心のメロディ
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