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2024/06/15

最近の若くないもんは

ミレニアル世代はインターネットが一般化されてからネットの進化と一緒に育ってきたため、インターネットネイティブなどと言われているらしい。

その後に産まれた世代はもっと幼少期からインターネットの利便性を享受しているし、今日日2歳時は言葉を覚える前からスワイプできても珍しくない。

なあんて言われているが、僕が最近ふと思ったのは高齢者になり始めた世代のことである。

インターネットと育ってきたミレニアル、その親である団塊の世代よりちょっと後の世代は、デジタル化の波に半ば強制的に乗せられている。

世界中が繋がりやすくなったことで、彼らが子どもだった頃まで受け継がれてきた価値観は今形を変え始めてきているように思う。
もう「ちゃぶ台の前に座り、新聞を読む、着物を着た厳格なバーコード頭の一家の大黒柱」のイメージはとうに「あるある」ではなくなったのではないか。

電話やテレビ、冷蔵庫が導入され、発達するのを小さな頃から体験してきたミレニアルの親世代は今や高齢者となり、あれほど貴重だった三種の神器であった家電は各家庭に一台どころか複数台、電話は一人一台(以上)にもなり、さらにSNSや通話アプリ等の出現によって通話料金さえ払う必要がなくなってしまった。

手紙を書くインクも鉛筆のあとも、返事を待ちながら郵便屋さんを見つめる機会も要らない。長距離電話に必要な小銭の山も、テレホンカードすら必要なくなった。

通信を活用し、指先でさまざまなものにアクセスできるようになった高齢者は、これからどんな風になっていくだろうか。
徐々にではあるかもしれないが、新しいスタイルの高齢者の形ができてくるんじゃないかという気がしている。
※そして今の60歳は引退するほど老いてはいない

もちろん、その後の2歳時になるまえからスワイプしていた世代も気になるが、デジタルが身近になった最初の世代は、これまでの高齢者とはなにかが極端に違うという部分が、もうすぐ見え始めてくるのではないだろうか。

通信機器、ネットワークやIoTの発展した形のなかで生きる高齢者、今までできていたことが老化によってできなくなってきた部分を、それらが支える。そうしてカバーされたことにより生まれるある種の「ゆとり」のような部分を、その方々はどう使うのだろうか。


新世代高齢者。


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