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2022/05/04

香川1区

先日東中野まで映画を見にいってきた

「香川1区」


2021年にあった衆議院議員選挙を取り扱った

ドキュメンタリー映画


日本の政治を

こうしたドキュメンタリーなどの映像作品などから垣間見るたび

「(少なくともこの国の)未来は暗い…」と思わざるを得ない


権力はそれを欲する人たちのところへ

それを確保し続けようとしている人たちの中で回り

そこでは巧妙な考えや、周到な策略を持つものが主導権を握る


大局を操り、動かして、

得ようとするその利益には

功利主義と呼べるものなのか

すべての国民が健康で文化的な最低限度の生活を送れるように

公務員は全体の奉仕者として

働いてくれているのか

甚だ疑わしい


不透明な内部の動きで

情報は操作し

ルールは必要なら捻じ曲げる

悪事はバレなければいいし

バレたら肝の部分さえ隠蔽すれば

あとはどうにでもなる


そういう前例を積み重ねている人たちを

信用しろというのが

少しでも騙された経験がある人には

土台難しい話だ


香川1区の選挙は

(個人的に注目していた東京の8区選挙同様)

本命的な扱いとされていた与党の議員が敗北している


映画を見ていると

物々しい雰囲気の人たちに囲まれ演説をして

邪魔者は力づくでも排除するような態度

分かりやすくもギリギリのラインで

映画を撮るチームに迷惑(妨害)行為を行ったり

そんなことをしながら選挙活動をする与党の議員とその周りの人たち


一方、香川1区でスポットを当てられていた

小川さんとその周囲の選挙活動中の熱気は

なんとも皆キラキラしているというか

「人」を信じ、「人」と向き合い

暮らす環境を良くするために

政治そのものを盛り上げようとしているような


そんな風に、僕の目には映った

(そんな風に見えるように撮れている…可能性もあるが)


それでも

強大な権力のなかに居座る人々が

大抵の選挙で圧倒的に勝利し続けてきているのが

現代の日本


忘れてはいけないのは

その権力を与えるように

選び続けてきた


見返りに受ける

恩恵らしきものを

享受すべく


それを選択してきた人々がいるということ


自分だけが良ければいい


それは永田町にいる人たちだけではない



自分の周りの大切な人たちを守りたい

それは多くの人に当てはまるだろう


その時に発生するコラテラル・ダメージは

致し方ない

もしくはどうでもいい


そんなタイプの哲学で

まかり通ってきたのが

平成くらいまでの日本なのかもしれない


ダメージ側に回りたくない人たちは


長いものに

巻かれにいく


そして潮流が

できあがる


多様性がどんどん拡大していく

平成の終わりから令和にかけて


そういった旧態然のやり方は

もう本当の意味では

良い方向には機能しないように思える


それでもこの状態は

おそらくまだまだ続くだろう


自らの身と

自分の周りの大切なひとを守るため


少数の

新しい声を


潰すのは簡単で

手っ取り早いと


そう認識され

扱い続けてきているのは


政治だけの世界では

ないはずだ




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