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2013/03/11

ライブを振り返ってみよう

メロウです。
前回のブログに続いて、今度はニューヨークから帰ってきた翌日に行ったライブについて振り返ってみようかと思います。

ご来場のお客さん、そして見てくれたお客さん。ありがとうございました。最後の方に近くに寄ってまで聴いてくれたお客さんなんかも居て、嬉しかったな。

セットリスト。
Stage 1 (Opening Act)
1 English man in New York
2 Shooting Star
3 Stand by me (featuring Moca)

Stage 2
1 歓喜の歌
2 notebook
3 feather
4 片想いのタップダンス
5 エンゲージ

という流れでした。
オープニングアクトでは、カバー曲を。そして、突然決まったジャズシンガーのMocaちゃんと共演しました。
今回は、出演者でもあり。イベント自体の企画、運営にも携わるという…ちょっと一風変わったスタイルだったので。企画はもちろん、会場の設営などなども、自ら携わり、とても興味深い時間だった。
それだけに、イベントに大して思う事も幾つかあり、それは企画する側として、出演者として…うーん、それが入り交じった感じ。

イベント自体が、トロントでの日本人に向けた情報発信と、夢を持ってカナダへ来ている日本人の発信、交流の場。と言ったような、大きく分けて二種類の趣旨を持ったイベントだった為、前半にはトロントで実際に活躍されている日本人の方々。僕らの大先輩である、日本人向けの各種機関の方々のスピーチを聞くという時間があった。
(これはコレで、僕はとっても楽しく聴かせてもらった。大先輩たちのこれまでの大変だった話や、解決してきた問題。海外での滞在で起こりうるトラブルなど。たくさん勉強させてもらえた気持ちだった。)

異質なのは、これまでに僕が参加したイベントと違って、音楽を楽しみに来ている…という目的の人が少なかったという事。

生演奏自体が、会場のBGM代わりになるのは結構すきなので、僕はそれでもよかったのだが。イベントの趣旨と、会場の雰囲気と…なかなかむつかしいバランスだった。

歌を聴こうとしてくれている人達と、おしゃべりを楽しみたい人達が広い会場内にごちゃまぜになっていた。

最後の方はあまりにざわついていたのもあったが、会場が教会内の講堂というのもあり、高い天井と、四角い箱のようなカタチによる、独特の響きがあった。僕はそれを自分で演奏しながら聴いていて、どうしても試したくなって、急遽、最後の曲だけ、オフマイク。完全にアンプラグド。そして、照明も消してもらって、暗闇の中。マイクを使わずに演奏してみた。
ステージからも降りて、下に座り込み、お客さんにより近い場所で。
そこで、最後の曲エンゲージを歌った。

トロントに来ている留学生の多くは、大学生など、20代半ばくらいまでの人が殆どだ。
その中で、歌った「エンゲージ」。
この曲は、不器用でも魂を持って生きる仲間達に対するいわば応援歌。自分にとっても、ある種のテーマソングとも言える。
残りのエネルギーを振り絞って歌いきった後、一人の友達がすぐ話しかけてきてくれた。
果たして、他のみんなにも届いただろうか。

最初から興味がある人も無い人も、最後には、何かを得て帰ってもらう。
それが出来るかどうか、やっぱりステージ側からの僕らと、見てくれているみんなとの勝負でもあるのかもしれないね。

くたびれて、帰った。
いい夜だったな。

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