少し前にそんな話がニュースで飛び交っていた。
わざわざゴミを入れるための袋に金を出したくない
レジ袋なんてゴミ全体のほんのわずかでしかないんだから環境のためになんかならない
店員さんが客にレジ袋がいるか聞くと、手で持ってけっていうのか!?とキレられた
などなど、意見が飛び交っていたようだ
トロントにいる頃、ショッピングをするときはほっとんどの店舗で袋は有料だった。
なにをかくそう、カナダに住み始めた時にまず最初に英語のネイティブに話しかけられて聞き取れず困った言葉は、スーパーの店員さんに聞かれた「Do you need a bag?」だった。
コンビニで会計が済むと、僕が小銭を財布にしまっているうちに店員さんが僕が買ったポテトチップスとジュースの袋をスッと前に押し出す。
僕はコンマ何秒かの間…えっ?っと一瞬戸惑う。そのままくれるのかよ?と。
スーパーでもエコバッグにパンパンに詰める人もいれば、レジ袋を買う人もいたり、店舗にあるご自由にお持ちくださいの段ボールを使う人など様々だ。
最初の頃は多少戸惑ったが、暮らしているうちに有料袋にもなれて、買い物のときはエコバッグを持ち歩くようになり、「必要なときだけレジ袋を買う」生活にも慣れていた。
だから、日本で再び住み始めたときにレジ袋文化には違和感があった。
ただでさえ、過剰包装の商品が多いなか、まだ当たり前のように袋に入れてくれる。コンビニにいけば、ストロー、ナプキン、割り箸、フォーク、なにも言わずともついてくる。
何も聞かれなくても付いてくるというのにむしろ違和感を覚えていた。
一度袋に入った野菜を買うときに、エコバッグを持っていたので、レジ袋を要らないと断ったら、「え、そのまま(エコバッグに)入れるんですか?」 と言われたことがあった。
…エコバッグってそうやって使うんだよ。
西友は親会社がWallmartだからそういう動きは早かったかもしれない。
イオングループのお店なんかでもいち早く有料化の動きがあったように記憶していて、なんとなく感心していた。
今日では、安いとか上手いとか以外にも社会的な意義というか、大義があるというか、「環境に良い」とか「深刻化する社会問題に対する解決策のアイディアとなるもの提唱している」という企業の姿勢は、今までよりも評価にあらわれやすくなっているように思う。
もっとそういった動きが評価されるべきだと僕も思う。
そして大局を一気に動かすことは難しくても、物事に関心を持って生きている人たち、消費者一人ひとりが、自分が正しいと思う選択肢を選ぶことができればそれはいい流れに繋がっていくのではないだろうか。
ゴミを処理するのだって、費用がかかる
最近ではマスクを道端でよくみかけるが、自然に還っていかない素材でできたものたちを使い、それが自然の中に放置されていけば、地球のどこかにそのしわ寄せが回っていく。
だーかーら
今日もこんなに暑いのかもしれないよ??
レジ袋を有料にしたぐらいでは環境は改善されないかもしれない
だがまずはレジ袋が当たり前に付いてくるというその意識から
少しつついてみることで、人々の環境に対する意識が変わっていく可能性は充分にあると思う
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