何気ない一言のなかに
人の「何か」が現れる
本性というのか
はたまたそれは
ただ神経が行き届いていないものが
零れ落ちるだけなのか
名刺交換をするサラリーマンは
相互理解をうむための挨拶という
様式を持っている
クリエイター同士が向かい合ったとき
それがたまに
「私を知って欲しい」
だけが詰まっている
と感じることがある
はじめて会ったときに
「はじめまして」といって手を差し出したら
その人は「ありがとうございます」といって
名刺を差し出してきたことがある
私はそれに傷つくことがある
料理はキッチンで
ダンスを踊るならダンスフロアで
クリエイターと会うならクリエイティブな現場で
互いのために必要な情報の交換をする
適切な場所と適切な振る舞いというのが
本当はあるのかもしれない
知りたいと思うひとに
知りたい情報を届けることができる
それが一番かもしれない
もちろん、機会を欲している人たちは
おそらくそれだけでは足りないという強迫観念めいたものもある
0.00001パーセントの可能性にかけたいと思う人もいる
少し考えるのは
自らの魅力を伝えるために
相手に情報を押し付けることは
本当に最善策なのだろうか
2019/02/02
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