夜は少し部屋は暑いですが、外を半袖で歩けば涼しいくらい。
そんなトロントの夜からお届けします。
第4回のセルフライナーノーツ。M-4は「Full Moon Coffee」。
先週の「MCF」からストーリーは続きます。
突如、カップのリズムと一緒に始まるカウント。
フル、ムーン。
そして、アコースティックギターの三拍子のカッティング。
ディミニッシュコードを使った、少し…こう、いやぁなムードを内包したようなイントロダクション。
魅惑のコーヒー。
満月の夜に秘められた魔力。
そんな神秘的なイメージすら感じさせます。
そして、優しいエレピの旋律が、ふわっと(スチームミルクか生クリームのように?)乗っかっています。
過去の楽曲と比べて特筆すべきなのは、
一つのテーマ、例えば今回の様な「コーヒー」に関して、
・一貫してその事だけを歌っている事。
・シンプルに「好きである」という表現から入る事
好きなものを、好き、と真っ直ぐ言い放つ、そんなシンプルなアプローチは
基本的にこれまでのメロウの楽曲では取ってこなかった傾向にありました。
歌ってみたかったんですねぇ、こういうの。
好きだなぁ、コーヒー。と思って。
好きだよう、コーヒー。って作っていたら。
何だかハッピーになって、それを誰か素敵な人と飲んでいるような
そういう情景を思い浮かべてみたりして書いた世界観です。
何でもない日常、たまにはいつもと少し変えてみたり
そんな楽しみ方のアイディア。
エンディングに向けての、幾らかトリッピーなサウンドを使ったアプローチ、全般に入ってくる歌のコーラスワーク。
それは一種のサイケデリア。
満月の夜と静かな空間、そしてカップに入れたコーヒーで、
あなたもちょっとそこまでトリップへ出かけてみてはいかが。
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