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2013/01/31

【歓喜の歌】解説⑤制作スタッフについて

毎回テーマを分け、5回に渡りお送りしてきた、新曲「歓喜の歌」に関する解説。
今回が最終回。MV制作スタッフについて、記しておきたいと思います。

音源制作段階から、漠然と考えていたMVについて、それを具現化してくれる仲間に出会えたの僕はとてもラッキーでした。
トロントに来て、抱えてきた思いや、新しく湧いた感情など。象徴的とも言えるトロントでの処女作品であるこの「歓喜の歌」に込める事が出来たし、何よりもここに来た事の意味をほんの一歩でも、分かりやすい形で「カタチに変えて届ける事が出来た」という意義を感じています。

以前にも記載した通り、今回の制作スタッフは、みんながみんな初めてのミュージックビデオ制作。そんな中で、みんなでコーヒー屋へ行って何時間も話をしてみたり、撮影しながらあれやこれや方向性を微調整してみたり。それぞれがそれぞれの得意分野とイメージ・アイディアを持ち寄って制作した作品となりました。


MUSIC VIDEO STAFF
Director : Mariko Kawano
AD,Wardrobe : Yuki Uemura
Camera, Editor : Yoki Watanabe

Director:Mariko Kawano
彼女とは、確かとあるイングリッシュクラスで出会ったと思います。彼女はどこか僕と似ているタイプで、アーティスト的な観点から考えてくれました。本音をぶつけて、衝突する事も出来たし、彼女の持っている文化・芸術などにおける知識や、センスを不器用ながら惜しみなく分けてくれたように思います。

AD,Wardrobe : Yuki Uemura
トロント生活の最初の出会いの中に、彼は居ました。勤勉で、ユーモラスで、機転の利く彼は、調整役として、安定させてくれるバランサーとして、とても重要な存在でした。人間的にも、彼と過ごした時間の中で、大切な気付きを得たように思います。音楽以外にも彼との付き合いは続けて行きたい弟のような存在。

Camera, Editor : Yoki Watanabe
おかしなヤツです。おかしな出会いから始まりました。出会いの経緯は割愛しますが、とにかく素晴らしいのは、僕が音楽に向き合うそのエネルギーが、彼には映画に関して、とても似たように向かっているのです。彼との不思議な出会いが、そして、彼の映画・映像に対する情熱、パワー。それら全てが、今回のMVの制作に必要不可欠なエッセンスでした。もちろん、撮影、編集などの技術も含め、彼の力を借りる事が出来たのはとても有り難い事でした。


今回は、「歓喜の歌」作品に関して、という話と少しズレるのでちょっとおまけ的になってしまいましたが。特にMVにおいては、彼ら無くして出来上がらなかったという点で、解説として書いてみました。
人間的にも、また作品を通しても、きっと彼らとはこれからも関わって行きたいと思います。


そして、今年の残り11ヶ月で、また次作を制作・発表して行けるように、引き続き頑張りたいと思います。お楽しみに。

2013/01/28

【歓喜の歌】解説④映像について

配信販売も開始された「歓喜の歌 -Song of Joy-」について、第四回目の解説にしてようやく?先行視聴開始していたMVについて語ろうかと思います。

たくさん、視聴して頂いて嬉しいです。
僕自身、撮影当初から、この時を待っていたというのもあって、今でもよく見ています。えへえへ。
そう!今作のミュージックビデオはメロウ自身、初めてのミュージックビデオ撮影であったのです。なので、やりたい事もごちゃごちゃっとイメージがあったりなかったり、構想をまとめて行くのが大変でしたが、とにかくとても楽しんでやれました。

細かく書くと、とても長くなってしまうので省きますが、初めてのミュージックビデオ制作。しかも初めて共同作業するスタッフ(スタッフの事はまた改めて書きます)、みんなで何回もコーヒー飲んでおしゃべりしながら沢山のアイディアが出しあった中で、僕のイメージとしてみんなに強くお願いした事が、

日本の映像・写真を使いたい。
トロントの街中を歩き回るような映像を撮りたい。

というものでした。
楽曲についての解説にも書いた通り、テーマが日本に対しての思いを具現化したい部分もあったので、(全国にいる;はーと)日本の大好きな音楽仲間達にこりゃお願いしない手はないわ!と思って、みんなに映像を撮って、送ってちょーだい!!とお願いしました。
携帯電話やSNSの普及がこういう事を実現出来るようにしてくれたのですねぇ。
画像の質は若干異なれど、僕のイメージした通り、素敵な「味」を出してくれました。(最初見た時、嬉しくて一人で泣きそうになってた)

この映像に関わってくれた人々が沢山いて、YouTubeのSpecial Thanksにもクレジットされているのですが、ミュージックビデオスタッフ以外で、映像に直接的に関わってくれたメンバーを改めてご紹介。
東京、新宿の映像(都会の夜の映像):Kyohei Matsuno(Tokyo Common Sense),
東京、西荻窪の映像(日中の東京っぽい街中):nojico
大阪、道頓堀の映像(見事な雑踏とグリコとかそういうやつ):Rin-chan
北海道、羊蹄山の映像(山!とかそういう自然):Sa-ya

以上が、イントロから歌いだし(0:40〜0:57)までの間に使われています。
(ほかのスペシャルサンクスは、写真、登場してくる部分や、場所。それから残念ながら映像化されなかったけど、映像提供してくれた人などなど。)

日本以外の映像は、トロント内でみんなで場所の候補をあげて、各所にてテクテク歩いてみたり、わちゃわちゃ動き回ってみたり、人目も気にせず歌いまくってみたり、そういう所で構成されています。

全般に出てくる「鬼」について。
2012年春に発売したアルバム「WIONI」。これを制作した頃から、僕は海外へ持って行く事の出来る日本文化って何だろう?と考えていました。そんな折に、ふと目を止めたのが「鬼」の存在でした。
神話や寓話に出て来たり、力強さがあったり、時に狂気をはらんでいたり、良いヤツも居たり、悪いヤツも居たり、存在としての「鬼」はとても日本独自の価値観が含まれている気がして、僕は連れて行きたくなりました。僕にとって言わば「日本の欠片」のような思いで持っています。
日本にいる時よりも、海外へ居る事の方がより、自分が「日本人」である事を意識せざるを得ない瞬間というのも多々あって、それはある種の切り離せないアイデンティティーのようなものです。
だったら、それを含めて表現にしよう!という事もあり、WIONIの頃から、ちょこちょこ鬼が登場するようになったのです。(今後もしばしば出てくるでしょう)
なので、今回のミュージックビデオには、「鬼」はそういった思いでしばしば登場してきます。

トロントニアンは、街中で撮影していると、とてもいい距離感で居てくれました。
邪魔はしないけど、時々、めちゃくちゃ近くまでカメラを覗き込みに来る人も居たり、わざわざ近くに陣取って観察している人も居たり、撮影中なのに絡んでくる人も居たり、「気になったから訪ねてみる」みたいな人達がいて、とても気持ち良かった。
映像の中盤で出てくる謎の北欧系(だったかな?)のおっちゃん達は、僕が撮影の待ち合わせがてら、公園でギターを弾いていたら「お前エルビスプレスリーみたいだな!」と言って話しかけてきた陽気な方々です。前にもブログに書いたね、確か。
何か歌ってみろ!と言われて、歓喜の歌をうたったら、初めて聴くくせに「ららら〜っ」って一緒に歌ってたからね!笑
(結果的にミュージックビデオに使われちゃったし!※3:19秒辺り参照)

とにかく、そんな協力もありました。


あと、一つだけ。もう既に気付いている人は気付いているのですが。
撮影の期間中に、僕が髪の毛を刈った事で、髪の毛の長さが若干変化する事があるのですが。これは、僕の持論では「連ドラじゃあるまいし…かんけーないっしょ!」的なノリでカットしたら、スタッフのみんなにまんまと怒られた!しっぱいちゃんです。

そちらも含めて、お楽しみ下さい。
では、また次回。

【歓喜の歌 MV】
http://www.youtube.com/watch?v=tdXj4zDE6ZU&feature=share&list=LLrc-ii0j3vQnf65rabxplCA
【iTMS】
https://itunes.apple.com/album/huan-xino-ge-song-of-joy/id597072081?i=597072193

【歓喜の歌 Live】
http://youtu.be/zpH_KCLKhrk

2013/01/26

【歓喜の歌】解説③サウンドについて


おばんです。
えぇ、日本は確かにおばんです。

引き続き、おかげさまで皆さんに聴いて頂いているようです「歓喜の歌」。今回はサウンドについて、少しく語ってみたいと思います。
少々、専門的な雰囲気がするかもしれませんが。


トロントに来るに辺り、持って来れる機材がどうしても限られてしまいました。
で、あるからして、今、ここにあるもので、新しいサウンドを作ってやろう!と思い、持って来たアコースティックギターを、どう活かせるか、そんな風に考えて作りました。これまでにアコースティックの曲は書いてきましたが、これほどアコギを何から何まで鳴らしている曲は、過去のメロウを聴いても初めてのように思います。

プラス、僕がSoundCloudというサイトを使って、実験的にやっている「Kシリーズ」に出てくる「Kaossilator 2」と、あとこっちで買った(結局買っちゃった)MIDIキーボード。
主にこれらを使って、この曲は構成されています。

アコギのリフ、シンセによるイントロ。そして、後半に出てくるビート。
スピード感はありながら、前半にあるカントリーテイストを、そのまま四つ打ちのビートに乗せて、エレクトロポップの方向性へ誘います。

これは、何度も聴いていて気がついたのですが、作曲当初の頃の、自分の歩いているペースに、Bpmがとても近かったのです。
トロントの街中を散歩しながら、作って行ったとも言えるかもしれませんね。(まぁ、それもあって、MVで街を歩いているのですが、それはまた次回に。)

試しに皆さんも、これを聴きながら歩いてみてください。
人によっては心なしか、早歩きになるかもしれませんが…

そして、メロウシンフォニー的な、多重のコーラスワーク。
比較的シンプルですが、後半には輪唱のようなコーラスが多重に混ざり合いエンディングとなりますね。

こういうサウンドは今後も取り込んで行きたいと思います。
次回は肝心のMVの部分について、語ろうかと思いますよっ!!
では。