WIONI(ワイオナイ)のジャケット |
さて、春っぽい感じ満載の、季節昨今。
アルバムの完成を待ちつつ、制作過程を振り返って見たりしましょう。
今作は、WIONI(ワイオナイ)という名前を付けました。
ワイオナイには、とても強い子になってもらいたいという願いを込めています。
それは日本人として、今、感じているような感覚。それから僕が感じているような、ここ数年の感覚を、詰め込んでいたように思います。
自分の手を離れて、ようやく少し達観してみることが出来るというか。
正直そんなにまだ手も離れてはいないですが、制作の時期よりも少し時間を置いて、やっと見えてきた作品性が、結果的に当時の自分の感覚が、とても反映されているかもしれない、と改めて感じました。
それにつけても自分自身が、技術的な側面では、なかなか思うように行かない状態から、出来るだけセルフプロデュースに挑戦した作品だったので。
産みの苦しみ…というか、特に技術的なジレンマはたくさん感じました。
だからこそ、時間もかかったけど、回数を重ねながら技術的にも少しずつ向上していく自分を見ながら、その中でも葛藤を感じつつ、積み上げるアプローチの数々。
格闘の中に、充実した期間を経ていました(サイヤ人みたい)。
細かいアプローチの話はさておき、出来上がりを前にして、一度目の完成を見つつ、商品としての完成を待つのも、親の気持ち…とはいくらか違うでしょうが、楽しみで、怖くて、でも無事に誕生してくれたらいいな、という願いが、混在している。
そういう感覚で、今は制作の時期を見つめ直しています。
僕にとって、作品をうみ出す時。アウトオブコントロールの感覚は、やはりいつもある、そういうものでした。
だからこそ、嬉しい、というか。魅力的なのかもしれません。
何度かに分けて、制作を振り返ってみたいと思います。
とりあえず、今回は「作品が出来上がって、今のお気持ちは」という感じでした。
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