Mellow Symphony Official Blog

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MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter Mellow Symphony's Blog

2024/06/29

飛べるうちに飛ぶ

再会
そしてまたしばしのお別れ

人々の日々の営みが
ごく自然に交差する瞬間


見慣れた街の
見慣れない景色を眺めながら

こんな機会は
そう多くはないのだと
しかと現実を噛み締めようとしていた

なんとかやってるよって
伝える手段はたくさんあるけど

「なんとかやってるよ」って
言葉で伝えられたのはきっと良かった


いろんな選択肢があるなかで
この選択肢を持てていることに感謝しながら
想像してみた

誰しもが自由に
どこにでも飛んでいけるわけじゃない

そのことに気がついたとき
自分に小さな羽根があるように思えた


そう
飛べるんだ 

飛べるんだから
飛ぶんだ


時間や境遇がすこし違えば
まったく飛べなかったかもしれないし

飛びたくてもいまは飛べない
そんなことは誰にだって起こり得る

それで僕たちは
多少無理矢理にでもって
飛べるときに飛んで
会いにきたんだった


飛べるうちに
飛び上がるんだ


そして新しい場所に
もう一度降りたったら

またすこし挑戦するんだ


明るいか暗いのか
よく分からないその先の道だって

明るくするって気持ちで向き合えば
気づいた頃にはもう
笑っているはずだ


そうするうちにまた
きっと
日々の営みが
ごく自然に交差する瞬間はやってくる


2024/06/15

最近の若くないもんは

ミレニアル世代はインターネットが一般化されてからネットの進化と一緒に育ってきたため、インターネットネイティブなどと言われているらしい。

その後に産まれた世代はもっと幼少期からインターネットの利便性を享受しているし、今日日2歳時は言葉を覚える前からスワイプできても珍しくない。

なあんて言われているが、僕が最近ふと思ったのは高齢者になり始めた世代のことである。

インターネットと育ってきたミレニアル、その親である団塊の世代よりちょっと後の世代は、デジタル化の波に半ば強制的に乗せられている。

世界中が繋がりやすくなったことで、彼らが子どもだった頃まで受け継がれてきた価値観は今形を変え始めてきているように思う。
もう「ちゃぶ台の前に座り、新聞を読む、着物を着た厳格なバーコード頭の一家の大黒柱」のイメージはとうに「あるある」ではなくなったのではないか。

電話やテレビ、冷蔵庫が導入され、発達するのを小さな頃から体験してきたミレニアルの親世代は今や高齢者となり、あれほど貴重だった三種の神器であった家電は各家庭に一台どころか複数台、電話は一人一台(以上)にもなり、さらにSNSや通話アプリ等の出現によって通話料金さえ払う必要がなくなってしまった。

手紙を書くインクも鉛筆のあとも、返事を待ちながら郵便屋さんを見つめる機会も要らない。長距離電話に必要な小銭の山も、テレホンカードすら必要なくなった。

通信を活用し、指先でさまざまなものにアクセスできるようになった高齢者は、これからどんな風になっていくだろうか。
徐々にではあるかもしれないが、新しいスタイルの高齢者の形ができてくるんじゃないかという気がしている。
※そして今の60歳は引退するほど老いてはいない

もちろん、その後の2歳時になるまえからスワイプしていた世代も気になるが、デジタルが身近になった最初の世代は、これまでの高齢者とはなにかが極端に違うという部分が、もうすぐ見え始めてくるのではないだろうか。

通信機器、ネットワークやIoTの発展した形のなかで生きる高齢者、今までできていたことが老化によってできなくなってきた部分を、それらが支える。そうしてカバーされたことにより生まれるある種の「ゆとり」のような部分を、その方々はどう使うのだろうか。


新世代高齢者。


2024/06/06

ごう

自業自得

そんな言葉をふと思い出す


自らの

か…



(そういえば「得」って言葉が入っているわりには)この言葉はあまり良い響きじゃない言葉だけど

ある意味平等であるようにも思えてそこまで悪い気がしない 


なんだか「フェア」だから

ちょっと「分かる」って感じるんだよなあ


善行は善として

気が付かないうちに返ってきて

悪行は悪として「業」となり

そして我が身に返ってくる


「人間とは業の深い生き物だ」とはいうけど

なるべくその業を軽くできたらいいななんて思う


それよりも

できれば少しでも

徳を積むというか


なるべく

良い人間でいたいものだ



矛盾だらけの世の中では

難しいことだし


鈍色のなかで

生きることもまた

この世の姿ではあるけど


自らは

どう対峙するか


不器用でも貫こうとする物事

そこにちゃんと正義があって

誰かのためになる行いをできるなら


それはきっと素晴らしいことさ


フェアじゃないことは

業を深くすると思う


悪いと思っていることや

ダメなことは

直したり、潰したりしたいし


恩に報いるとか

感謝をするとか

過ちを省みたり

誰かを傷つけたら

それを償ったり


いつも簡単ではないけど

できるだけちゃんとフェアにしたい


そこにたどり着くまで多少痛みを伴うこともあるが

あとで自分に誇らしく向き合えるからね


ダメなことや

悪いことを

そのままにしていると


それは返ってくる

すぐになにかが返ってくることはないかもしれないが


必ずそれは返ってくる


気が付かないうちとか

肝心なとき

死が近づくときとか


必ず

返ってくる


だから

自らの行いを

正していきたい


それはつまり誠実に

向き合うこと


そして

自他両方から

信頼に値する

存在になること