カレンダーにふと「清明」の文字。
そういえば清明節という中国かどこかのお祝いがあるというのを目にしたことがある。
気になって調べてみた。
せいめい
二十四気のひとつ。春の5番目の節気。
万物に清新の気がみなぎる時節。
清明とは、清浄明潔を略したものだそう。清らかで、明るい。
木々や花々が成長し、動物や昆虫、人間の動きも活発になる時期なのだ…と。確かに。
またこの時期にしとしとと静かに降る雨のことを、
「桃花の雨」「発火雨」とも呼ぶそうな。
しとしとと降り、散りかけの桜の花を川へ流す雨も
また春の一側面ということか。
中国だけでなく、台湾、香港、そして沖縄でも清明節は大切にされているみたい。
中華圏では祝日になって、先祖の供養をしたり、日本の「お盆」みたいに過ごされるんだって。
そして沖縄では、清明祭をしーみーと呼ばれていて、お祝いするらしい。
こういう漢字の「清明(せいめい)」が「しーみー」になる感じ、好きだな。
どことなく、沖縄にはやはり日本(本州のほう)と中国的文化の中間なのか、どちらでもないのか、とにかくそういう独自性を感じる。やはり、琉球王国だからかな。
その「シーミー」は、先祖供養のお祭りとして、お墓参りして、お墓の前で宴会をするそうな。
お墓の前で宴会とは、ご先祖様も喜びそう。
僕の好きな二代目桂枝雀さんの落語に、そういうお墓で酒盛りをする「天神山」という噺があったっけ。あれも舞台は春だったな。「花見」の代わりにヘンチキの人が「墓見」で一杯やるっていう。
みなぎっている気を
有効に使いたいものです
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