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2020/09/15

乗り遅れるキャンペーン

マーケティングというものにここ4、5年のうちに興味を持ちはじめ

本を読み、話を聞き、知識を少しずつ深めようとして

気が付けばマーケティングというものと密接に関わる仕事をやっている


そんな中、日本に帰国してから(カナダの文化との違いなのか)商業、販売戦略の上で、やけに目を引くPR戦略や、キャンペーンがあることに気が付き…これはとても興味深いなと考えていた。


電子マネーが本格化した近年、PayPayがでたときのあの大々的なキャンペーンはすごかった。

あの時、大型なキャッシュバックキャンペーンにより、一気に存在感をユーザーに植え付け、みながPayPayを利用し、利用者はちょっとお得をした分、どんどん消費をしたと思う。

各店舗もあの時一気にPayPayを導入するところが増えた。

(まあその後気が付けば、トロントでは圧倒的にキャッシュレスが進んでいたけど)

PayPayはちょっと前にもセブンイレブンのお会計で700円以上使うと、先着でChumsのエコバッグがもらえるというキャンペーンもやっていて、レジ袋有料化の流れとうまく沿ったキャンペーンに感じた。社会にあるニーズと、消費のマインドのバランスを上手に見えている気がした。


ほかには、ポイント〇倍!!というキャンペーン。

ポイントカードで顧客を囲い込む時代もひとしきりやり切って、財布にはポイントカード、スタンプカードだらけ。その中で、どうやって差別化をはかるか。どうやったらそのお店により多く、わざわざ選んでいくようになるか、そういう側面での施策なのだろう。


2倍3倍ならまだしも、たまに5倍、10倍とか、プラス100ポイント!という数字を見て、「そんなにアップするなら最初からもうちょっとポイント付くようにしたら!?」とすら思い、驚いた記憶がある。


それにしても太っ腹というか、今日日のキャンペーンはそれぐらいしなければ効果が思うように出ないのだと思う。

みなが注目し、みなが使いたくなり、みなが使った上で、お得だ!と思うことで、利用される数があがり、ひいては営業成績がのびる。


利用者は、圧倒的なくらいお得!が好きだ。

みんな「得したい」のだ。

消費の中には、敢えての高級志向というか…なんでも安いものではなく、こだわりのものはちゃんと少々高くても良いものを買いたい!という流れは何年も前からある…けど、

まだまだ安ければ安いほどいい。ことを信じている人も多いと思う。(世相ですかね…賃金や社会保障の関係もあるよね、きっと)


そんな時流がきている中で、同じノリでふと他のキャンペーンに目をやると「しょーもない…」と思えるキャンペーンがある。


例えば

・バーコードを2枚、ハガキに貼って応募

⇒このスマホ時代にまだハガキで懸賞応募!?しかも詳細はQRコードで…!!??


・期間限定!30000円以上のお買い上げで2000円引き

⇒たまたま買いたいものがあれば、こういう割引は嬉しいけど。買うか買わないか迷ったりしている人は、これで動くのか??しかも3万円て…そんな大金ガンガン使う人なんてたくさんいますかね…


・1000円以上お買い上げでシール1枚、10枚集めるとかわいいお皿が最大60%オフで購入が…

⇒いや、買うのかよっ!さんざん買ってポイント集めて、まだお皿買う!??


そんな風に今日のスタイルに乗り遅れているキャンペーンを考えているのは一体どういうチームなのか。

PayPayのように大規模でのキャンペーンはきっとコストがかかって難しいとは思う。それにしてももう少しうまくやっているところはある。

ちょっと思い切って、大胆なキャンペーンやるとか。

もう少し上手にオンラインを活用するとか。


新しいキャンペーンのやり方。

これを自分ならどうするか。そんなことも考えながら、これからも注目していこうと思う。

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