先週末は日本を代表する野外フェスの一つ「Fuji Rock Festival」へ遊びに行ってきた。
フジへ行けたのは実に6年振りだと思う。トロントにいる間にもいくつか音楽フェスには行ったが、僕が行ったのは割と都市型のものばかりで、日本でいうところの「サーキット」的なイベントがほとんどだった。
だから苗場へ再び遊びに行けたことはとっても嬉しかった。
あの雰囲気、ただただ至る処で流れている素晴らしい音楽(好きかどうかは別にして)に身を委ねるだけ、文字通り「浸る」。
美味しいものを食べて、美味しいお酒を飲んで、且つ同時にイベントの中に見られる環境や自然を大切にするようなコンセプト、そんなのが集まったピースフルで熱いロックフェスティバル。
ひたすら一日中好きなバンドやアーティスト、または兼ねてから気になっていた音楽、または気にもなっていなかったけどたまたまそこに居合わせたら聴こえてきたカッコいい音楽、そういうものに囲まれて過ごした三日間。
夜はキャンプサイトのテントへ戻り、寝袋で睡眠を取り、時には山の急な天候の変化に大雨に見舞われたりもしながらずぶ濡れで音楽を聴いたり、友達と会ってはお互いが見た音楽について語ったり、自分だけで楽しむのではなく誰かとシェアするということも含めて、とにかく夢のような時間だった。
同行させてくれた友達、今年行きたいけどどうするか迷っていた僕に「行こう!」と声をかけてくれたワンダフルルーミー、余ったチケットを譲ってくれたミュージシャン、テントへ招きいれてくれた友達、現地で久しぶりの再会を果たした友達、出店していて激務のなか遊びに行っても優しく対応してくれた友達、みんなのお陰で最高の経験になった。とても感謝している。
どのアクトが良かったのか、思い出す度に考えたりするけどどれも甲乙付け難くて、決めるのを諦めた。
自分が観たかったパフォーマンス、観るつもりもなかったのに観たらめちゃくちゃよかったもの、通り掛けにちょっと観ただけなのに思わず涙が出てしまったもの、気になってたけど観てみたら思ったほどでもなかったもの、曲を知らないけど演奏力などで物凄く惹きつけられたもの、とにかくたくさん観たので、思い返しながら気になったアーティストを掘り下げたり、チェックしてなかったアーティストの最新作などを少しずつ聴いてみている。
これからも音楽をもっと聴きたくなる、そういう三日間だった。
2017年、期待していなかった素敵なことが起きて、とても忘れられない夏になりそうだ。
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