とんでもなく寒い夜にも関わらず、使おうとしていた地下鉄の路線が工事かなんかで終日運休。トロントは週末の日中とかも平気で運休すっからね。それで代わりに同じルートを地上でバスが走るわけ。そしたら、またバスが混んでいたりして、何台か乗ることも出来ずに見過ごし、結局ちょっと遅刻して会場に到着。
始まっちゃってるかなぁ〜と思ったら、オープニングアクトがこの日はあった。インディアナアメリカって言ったかな、まぁまぁ悪くない感じのピアノロックバンドだった。けど、あんまりガツンと入ってこなかったな。なんせ次はビリージョエル。高校の時にCD買って今でもよく聴いているくらい好きなアーティスト。僕はやっぱりピアノで歌うアーティストが基本的に好きなのかな。
ビリーの出番がきて大興奮だったんだけど。エルトンジョンの時に感じた「老い」に関しては両アーティストとも歌唱力に見られた。
僕の好きなビリーのファルセットとかもなかったように思う。単純にちょっと調子も悪かったようにも見えたが(のどヌールスプレーみたいなのをピアノに置いて、何度もしゅっしゅっしてた)でも彼特有の節回し(低い声で息継ぎの辺りに使うアレ)を聴くと、おお!やっぱりビリージョエル!いい声しているぜ!と興奮した。
ピアノ演奏については、エルトンジョン同様とても力強くかつ的確で、さすがキャリア50周年というだけあって流石だった。
バンドはシンプルな編成ながらも、シンセがいたり、マルチにこなすパーカッショニストなんかも加えての管楽器入りの確か7人編成だった。
エルトンは5人くらいだったかな。
何より驚くべきは名曲群。"Piano man"とか"New York state of mind"とかそういうど真ん中な曲もあったけど、個人的に大好きな"Movin' up"や"Scenes from an Italian Restaurant"とかも演奏してくれてしびれた。
しかしそれでも、"Honesty", "Just the way you are"などの名曲を演奏しないままコンサートを終えてしまうほどの余りある名曲の数々。
流石だなぁと感心。
またMCから彼の気さくな人柄、エンターテイナーぶりが伺えてきて、それも素晴らしかった。お客さんとの陽気な絡みなどを見ていても、彼が下積み時代からバーみたいなところで、こういうお客さんとの楽しみ方を身につけていったのかなぁとか勝手に妄想していた。彼自身の飾り気ない人柄こそまるで「Just the way you are. そのままの君でいいんだ」って言っているみたいなね。この曲うたってないんだけど…
うーん、やはりビリーは素晴らしい。
アンコールはなんとギター演奏まで披露してくれた(ギターの腕はまざさておき)!満足!!
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