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2013/09/14

アナーキーでもアングラでもない

ただのあまのじゃくか?



TIFF(トロント国際映画祭)がまっさかりのトロント。
昨日は、気温もぐっと下がって、今週の頭は最高気温が30℃を超えていたのに今朝にかけて最低気温は…一桁?
風邪ひくなよぉぉ〜〜、風邪ひくなよぉぉぉおおお〜〜〜〜おれーーーー。あと、オレの周りの人達〜〜〜〜(うつりたくないー)

映画祭の魅力について、僕はよく分かっていないのだけど。要はオモシロイ映画がたくさん集まるフェスでしょ?あと、有名な人がたくさん来るんでしょ??
みたいなざっくりとした、甘い認識程度のもので考えている。

去年は、一本だけ。園監督の映画を見たっけ。
今年は…どうかな。とりあえず、昨日一本見たんだ。

「R100」

いやぁ、笑った。松本人志監督ですよ。
僕は、松本さんの作品は結構好きで、コントやら何やら結構見ているんだけど。(と言っても、一人ごっつとか、ガキのトーク集とか網羅していないのもあるけど)
著書も読んだりしてね。
今回の映画も、これまでの作品も、僕としては「大掛かりなコント」を見ているような気持ちで考えている。実際、過去の松本さんのコント作品へのオマージュがあったり、今回は「ツッコミ」役的な発想を取り込んでいて、「笑いを取りに行っている!」という印象を僕は持った。

すごい人だなぁ。
ちょうど去年くらいに、まっちゃんが昔書いていた本…ってかコラム集みたいな読みなおしてみたっけ。いやぁトンガッテイタなぁ…とつくづく感じたもんね。
「笑いに全てを捧げる」というスタンスね。んで、他のものに平気で毒づきまくるその文章。アナーキーだった自分を、「笑い」によって、メインストリームまで持って行ったというか…。
人間性は(知らないから)どうあれ、松本さん…というか、ダウンタウンは、お笑いの世界で師匠にもつかず、本当に彼らの作品力…つまり「笑い」で、ねじ伏せて…周囲を納得させてきたんだろうなぁ…などと思うわけです。(近くに居ると、当然それだけじゃないんだろうけど、遠くからにはそんな風に思える)

まぁ、タレントなので当然。人気稼業。昨夜も日本人の方をはじめ、トロントでもまっちゃん(だけじゃないと思うけど)を近くで見ようと沢山の人が会場の周りに居ました。

僕は、尊敬しているから話が出来るならしてみたいけど、近くへ行って見るだけでは、何の意味もない…と思ってしまい、側に行こうとはしませんでした。
映画上映の後の、質問コーナーなんかでは日加両方の方々の質問に、オモロい事をまじえて答えていました。
うーん、さすがだ。

パブリックイメージとかステレオタイプとか。メインストリームから、外れたような発想。作品性の方々が、自身の作品力を圧倒的なところまで磨き上げた時に、ちゃんと相当数の受け手側まで届く。

それって、素晴らしい事だし、きっとあると思うし、いつの時もあって欲しいよなぁ。

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