Mellow Symphony Official Blog

自分の写真
MUSIC AS MAGIC!! Singer Songwriter Mellow Symphony's Blog

2012/05/24

【WIONI】セルフライナーノーツ「CALM DOWN」

さて。M-1「CALM DOWN」から。

楽曲の骨組みから、先に出来上がり、これは仮の音源をさくっと作った段階で、当時のバンドセットシンフォニーのみんなにアレンジのイメージを投げたところから始まっている。

それだけに、録音時「自分の一番持って行きたい方向性はなんだ??」という心の声を引っ張り出すのにとても苦労した一曲。(先にバンドセットver.という固定観念が存在しかけていたから)

曲の持つ、大きなイメージは、ずばりトキメキ感?だと思う。
スタートのフィンガリング(アルペジオというか、フォーフィンガーっちゅーか)を弾き出した時、ちょっとした「発明した!」みたいな感じすらあった。(そういう角度のトキメキもある)

イントロのガットギターのリフと、エレキギターのミュート気味の、歌の合いの手のようなリフ。それと、3、2のリズムで鳴る手拍子。

これらが主な骨組みとなり、イントロに載せたギターやメロの途中で鳴るグロッケンのようなサウンド。それらが交錯する仕組みになっている。
そして、リズムトラックの機械音、ボイパの様なサウンド、Lo-Fiのドラム、それ以外のノイズ…。

これらは、なかなか方向性が定まらず、迷いの中で、苦悩していた。
そこで、このアレンジには「寝起きの覚醒状態」の原理を取り入れた。
眠気の中で、夢かまことか、うつつの状態で、自由度の高いアレンジを引っ張り込むというアプローチである。(昔の芸術家がやっていた人がいた)


一度少し寝て、起きた直後にこの打ち込みに挑み。
後々聴いたら、なかなかよかったので、そこから削ぎ落として行って完成させた。
ラテンっぽいガットギターの雰囲気やサビ終わりのボッサ感と、対照的なメカニカルなリズムのバランスが何ともおもしろいと思う。


歌そのものの、歌詞の世界観も、同じく「始まりのトキメキ」の様な清々しさを、歌っている。そして、やや都会的。
都会的で、清々しい(自然もちょっとあるような)ということで、強いて言えば、「東京都府中市」辺りが適切であると思われる(個人的な意見)。

タイトルの「CALM DOWN」は、歌の最初に来る「はにかんだ〜」の音の響きからもイメージを持って来ている。「はにかんだ」→「Honey , Calm down」という感じ。

0 件のコメント:

コメントを投稿