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空を見上げ
ややぼんやりとしつつも
眩しいほどに照らされる月と雲
それからうっすらとは見ることができる
満天の星空を眺める
…なんて
そんなこといつ以来だったか
普段の暮らしとは
縁遠くなったものだ
穏やかな風と
波の音も聞きながら
ただぼんやりと
星を見つめている
(あ、
今の流れ星…)
古のひとびとの暮らしや
占星術
浪漫
映画
宇宙飛行士
大切なひとたちや
他愛のないばか話
それから
あなたのこと
在りもしなかったシーンを頭に思い浮かべて
まるで経験したことかのように思い出してみたり
どうしてそんなことを思うのか
それは夜の静寂と
星空の不思議な力なのかもしれない
不運をかわす
気まぐれで
軽やかな心
それは鈍感さ
奇怪ないろで
楽しむお茶
小さな安心を
得られる幸せ
他愛のない不安を
無愛想で誤魔化し
興味も無関心も
狭い空間にいれば然程の大差はないのに
居心地が悪い方を選ぶのは
不器用なひとの専売特許
あちらでは軽口と
助平な冗談で
なんだか楽しいつもりになって
ああそう、こんな感じだと思い出し
それならば
無言のほうがいいのかもなどと
余計な天秤をまた揺らす
そんなこともまた
どうでもいいのさ
こんなこともまた
通過するだけ
消化するだけの
些末な寸劇
すこしだけ
その短い時間を逃さず
相対することができるひとは
尊敬し
あやかりたいものとも思う
お茶飲む 御茶ノ水
茶飲み仲間の 茶飲み話
へそで茶を沸かしたり
茶を濁したり
ああ この茶の國は
茶番劇ばかり
ニコニコしたり
フワフワしたり
それだけで済まないひとと
それだけで済ませるひとの
混在する世界
軽くて無意味なものに
人は流れる
「水は低きに流れ、人は易きに流れる」
浮き輪がなければ
泳ぎ、流れから逃れることは難しい
もうひとつは
カタく オモい 石になることか
やるならしっかり
どうせなら思いきり
生きるなら正しく
今日もありがとう
もうすぐ日が暮れそう
僕の肉体は
力が抜けそう