気がつけばもうすぐ12月。
2015年がはじまってもう11ヶ月が経ち、もうすぐ終わろうとしているのか。
毎年激動の1年を過ごしているような気がしているこの3年間。
なぁ、もうすぐ終わるぜ?
振り返るとかっていうか、今日ちょっとふとしたことで、はるか昔の…10年くらいの前とか思い出しちゃったりして。
未来は分からないって、分かっているつもりなんだけど、つくづくあの時、今のこと分からなかったなって思ったりして。
今年も激動なんだけど、ここ3年間で精神的に強く打たれたのは今年が一番強烈だったかなぁ。いや、どうだろう。まだ分からないか。
悲しいことが立て続いて起きている最近でもあるんだけど、
もっと鈍感になれたらいいななんて思ったりもするけど、
身体は健康を保てているし、
僕はこんな悲しみに音楽を邪魔されたりしないんだって言い聞かせて、
均衡を保っている。
悲しみには慣れている。
もっと辛く、打たれた日々を僕はきっと知っているし、
こんな気持ちになる度に僕は感謝する人々のことを思い出し、
そんなことばかりじゃないんだということで悲劇のヒーロー面を捨て去り、
そして僕が悲しみをもたらせた人々のことを思い出し、
僕が与えた悲しみはきっと同等かそれ以上だったんだろうなと考えて、
その責務を請け負うように、受け止めるんだと言い聞かせるようにしている。
そして酒を飲み、
ギターを爪弾き、
歌をうたえばそれで出来上がり。
きっとそれで出来上がりだろう。
そうして忙しい日々に自らをまた漬け込み、
気づいたり気づかなかったり、やたらに注意深く考える自分を潰してあげて
蓋してあげて、それでおしまい。
そしたら傷口が激しく化膿したりして、それにより何かを悪くすることもなく、
これ以上落ちずに比較的フラットな状態でもう一度トライしようと思うことができる。
そんなもんでどうかな。
たまにその隙間に、
もう少しこんな気持ちで向き合えたらどうだったかな
なんて、誰かのことを考えたり、起こった出来事について今一度考え直してみたりして、
それが木枯らしみたいに骨身に染みる時があるんだけど。
それくらいなら、大丈夫さ。
そしたらまた酒を飲んで、
ギターをかき鳴らして、
歌をうたったらそれで出来上がり。
それで出来上がり。
2015/12/01
2015/11/11
73の与える3時間(Paul McCartney)
こちらは多分忘れることがないんだけど、前の週にあったStevie Wonderに続いてあったPaul McCartneyのコンサートにも行ってきた。
正直なところ、結構な出費だったのだが一生モノだと思うと、逃さなかった(でもその次の週に来ていたRingoは逃した)
生ける伝説をナマで観ておけるチャンス。ポールは10年以上前に彼が東京ドームに来た時に見たが、今回のAir Canada Cetreは距離が違い、肉眼でも充分見える距離で、'あの' ポールマッカートニーは演奏していた。Eight days a weekから入り、次から次へと出てくるビートルズナンバー、ロックンロール、ポールのソロからももちろんあったし、Another DayやBlack Bird、Let It Beなど、演奏し始める度に「ま、マジか〜」と興奮していた。
カナダの国民性もあってか、好きな曲が始まれば好きな人は叫ぶ、踊る、歌いだす。僕もあの、小さな頃から聴きまくっているビートルズ、ポールの音楽を聴きながら、一緒に熱唱し、踊りまくる(座席は狭いが)という贅沢。最高としか言えない時間だった。
スティービーの時と違って、ベーシックは強固なバンドメンバーで固めていて、管楽器やストリングスなどを生演奏せず、シンセサイザーでカバー。バンドのライブを観ているようであった。
メンバーは時折出たり入ったりしていたが、基本的にポールはずっと出っぱなし(そりゃそうだけど)。なんと休憩も入れずに3時間のステージをやり切ってしまうという恐ろしい体力の齢73のスーパーシンガーソングライターであった。
ステージには映像効果や、花火なども少し混ぜて、最後には伝統のアイリッシュミュージックを取り込んだポールの曲で(タイトル忘れちゃったけど)、バグパイプなどを持った楽隊が現れ、それもとても魅力的だったし、カナダとイギリスの関係性を考えるととてもお客さんは喜んだと思う。
喉こそ、年齢を隠せなかったものの、あのクオリティでお客さんが疲れるくらいぶっ通しの、魅力的な3時間を浴びせられたら、大満足だ!!という気持ちで帰るのみだった。
2015/11/07
Wonder Wonder
先月の話だが、記録として残しておきたい。
生ける伝説を見る機会はトロントにいると何度か訪れる。日本よりそれは多いように僕は感じている。僕の勝手な分析では、ロックの殿堂として歴史を切り拓いてきたアーティストたちは、アメリカかイギリスのミュージシャンが多く。ツアーでアメリカを回るときに、ニューヨークやシカゴを経由して、北米の一箇所としてトロントにも回ってくる。寄りやすいんじゃないかと思う。
そんなわけで、先月Stevie Wonderを見てきた。
8時からのライブは20分ほど押してスタート。僕も会場に遅れて行ったけど、むしろちょうど開始といったタイミングだった。
美しい女性に腕を掴まれて、(目が見えないからね)案内しながらステージ中央にあるピアノに向かってスティービー登場。
僕が高校来聞いてきた、あの音楽。あの声。あの男だった。
髪型こそ、少し弁髪みたいにドレッドをまとめたあの髪型が後ろに寄っているものの、まぎれもなくあれはスティービー・ワンダー。
ピアノに座る前におしゃべりを少し。トロントでライブでやるのは最後になるかもって言っていたような気もする。
それにしても、ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンの時にも思ったが、彼らがステージ上に現れたときに、伝説の男の素顔というか、実際のステージがどんなものなのかによって、僕の予想というか、思惑は大きく外れる。スティービーも想像以上に気さくだ。実際の演奏前にまずはご挨拶で軽く観客を笑わせる。そこから演奏に入る。
その後、間の休憩を挟んで、ヒットソングをやったり、即興を織り交ぜて他のバンドメンバーとのソロを回してみたり。スティービーはステージ上に、20人前後(いや、もっといたかな?)のスタッフを連れ込んでいてその光景は壮観だった。管楽器、弦楽器、コーラス、バックバンド、その他ゲストボーカルなど代わりばんこに綺麗な女性シンガー(しかもみんな、ブラック系の女性)を連れてきて、時にフィーチャリングしてみたり、コーラスを取らせてみたり、まるでハーレム?である。たまに「あの女性はなんでステージまできたんだっけ?」みたいな人までいた。
観客を飽きさせない演出か、ボーカルがたくさんゲストできたり、楽器で回してみたり、スティービー自身も楽器を移動してみたり(距離感をつかんでいるようでもあり、たまに自分で楽器間を移動していた)、とても楽しかった。
ちょうどライブのタイミングにジョン・レノンとスティービーの兄弟の誕生日が近かったなどという理由で、ジョン・レノンの「Imagine」をカバーしていて意外だった。会場中で大合唱した後に、スティービーは古い友達を思い、涙を流して「盲目の目」から流れる涙を拭っていたのは印象的だった。
ちょうどアメリカでは銃規制についての議論が飛び交っていたタイミングだ。(ジョンはいわずもがな、猟奇的なファンに打たれて亡くなっている)
アンコールはたっぷりやってくれたが、「会場をおさえている時間が決まっているんだ。君たちがこれ以上アンコールしたら、何千ドルって払わなくちゃいけないんだぜ」みたいなこと言って沸かしながら、数あるヒット曲をメドレー式に?次々と途中まで!歌い、そしてまた曲を変え「もっとみんなシリアスになってくれないと。最後までやれないよ!」と言っては、曲を変え、次々とヒットソングをやっていた。
そして、最後の最後に「Superstition」のイントロをスティービーが弾き始め、会場は大興奮。みんなで大合唱しながら、最高のエンディングを迎えて終了。
舞台効果などではなく、演奏でファンを魅了するという側面で、さすがのスティービー。数々の名曲を本当に彼が演奏しているということが夢のようでもあった。長年のキャリアにもかかわらず、衰えていない歌唱力にも関心ひとしきり。とにかく素晴らしい夜だった。
生ける伝説を見る機会はトロントにいると何度か訪れる。日本よりそれは多いように僕は感じている。僕の勝手な分析では、ロックの殿堂として歴史を切り拓いてきたアーティストたちは、アメリカかイギリスのミュージシャンが多く。ツアーでアメリカを回るときに、ニューヨークやシカゴを経由して、北米の一箇所としてトロントにも回ってくる。寄りやすいんじゃないかと思う。
そんなわけで、先月Stevie Wonderを見てきた。
8時からのライブは20分ほど押してスタート。僕も会場に遅れて行ったけど、むしろちょうど開始といったタイミングだった。
美しい女性に腕を掴まれて、(目が見えないからね)案内しながらステージ中央にあるピアノに向かってスティービー登場。
僕が高校来聞いてきた、あの音楽。あの声。あの男だった。
髪型こそ、少し弁髪みたいにドレッドをまとめたあの髪型が後ろに寄っているものの、まぎれもなくあれはスティービー・ワンダー。
ピアノに座る前におしゃべりを少し。トロントでライブでやるのは最後になるかもって言っていたような気もする。
それにしても、ビリー・ジョエルやエルトン・ジョンの時にも思ったが、彼らがステージ上に現れたときに、伝説の男の素顔というか、実際のステージがどんなものなのかによって、僕の予想というか、思惑は大きく外れる。スティービーも想像以上に気さくだ。実際の演奏前にまずはご挨拶で軽く観客を笑わせる。そこから演奏に入る。
その後、間の休憩を挟んで、ヒットソングをやったり、即興を織り交ぜて他のバンドメンバーとのソロを回してみたり。スティービーはステージ上に、20人前後(いや、もっといたかな?)のスタッフを連れ込んでいてその光景は壮観だった。管楽器、弦楽器、コーラス、バックバンド、その他ゲストボーカルなど代わりばんこに綺麗な女性シンガー(しかもみんな、ブラック系の女性)を連れてきて、時にフィーチャリングしてみたり、コーラスを取らせてみたり、まるでハーレム?である。たまに「あの女性はなんでステージまできたんだっけ?」みたいな人までいた。
観客を飽きさせない演出か、ボーカルがたくさんゲストできたり、楽器で回してみたり、スティービー自身も楽器を移動してみたり(距離感をつかんでいるようでもあり、たまに自分で楽器間を移動していた)、とても楽しかった。
ちょうどライブのタイミングにジョン・レノンとスティービーの兄弟の誕生日が近かったなどという理由で、ジョン・レノンの「Imagine」をカバーしていて意外だった。会場中で大合唱した後に、スティービーは古い友達を思い、涙を流して「盲目の目」から流れる涙を拭っていたのは印象的だった。
ちょうどアメリカでは銃規制についての議論が飛び交っていたタイミングだ。(ジョンはいわずもがな、猟奇的なファンに打たれて亡くなっている)
アンコールはたっぷりやってくれたが、「会場をおさえている時間が決まっているんだ。君たちがこれ以上アンコールしたら、何千ドルって払わなくちゃいけないんだぜ」みたいなこと言って沸かしながら、数あるヒット曲をメドレー式に?次々と途中まで!歌い、そしてまた曲を変え「もっとみんなシリアスになってくれないと。最後までやれないよ!」と言っては、曲を変え、次々とヒットソングをやっていた。
そして、最後の最後に「Superstition」のイントロをスティービーが弾き始め、会場は大興奮。みんなで大合唱しながら、最高のエンディングを迎えて終了。
舞台効果などではなく、演奏でファンを魅了するという側面で、さすがのスティービー。数々の名曲を本当に彼が演奏しているということが夢のようでもあった。長年のキャリアにもかかわらず、衰えていない歌唱力にも関心ひとしきり。とにかく素晴らしい夜だった。
登録:
コメント (Atom)


