夜
わずかな動き
君は
お腹をおさえてる
さっきまでなんともなかったのに
慌てて僕は
時間をみて
飲んでいたグラスも放り投げ
しばし待つ
気がつけば短い間隔
真夜中
君は
動きだす
「待ってるからね」
ずっとそう話しかけていたから
心の準備はできていたはず
それでも慌てて
タクシーに乗りだす
痛みや興奮
アドレナリン
そしてタクシーの乗り合わせ場所
多めの荷物
車内の匂い
夜中の風
苦しそうにうつむく彼女
妙な支払いの仕組み
そんなものを全部ひっくるめて
降車したのは急患用入り口
あれ
思っていた入口と違う
どこなんだここは
すみませんけど、誰か!!
なんとしても今すぐ
15階に行かせてくれ!

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