先日実家に学位が届き、ついに大学生活を終えた。
コロナウイルスが蔓延していたあの頃
世間の状況はまだまだ安心できないとき
ふと考えた。
今こうして自宅にいることを推奨されている間
自分はただただ悶々と日々を大人しく過ごすのか
なにか家にいながらにして、できることはないか?
後々この時期が終わったときに
自宅待機していた期間をバネにできるような
そんな風に過ごせることはないだろうか…
その一つとして思い付いたのが
今まで経験したことがなく
自分としても今こそやってみたいと思える
「大学生」だった。
最初から最後まで通信教育ではあったし、
いわゆる「あの」ランキングみたいな形式で考えれば
本当に低いレベルのものだったのかもしれないが
(それでも相当頭を悩まされた課目もあったし、新しい知識を得ることもできた)
総じて
僕なりに興味のあることを学び
いろいろな意味で自分をアップグレードさせることができたし
主とした目的は達成することができたように思う。
父がかつて言っていた
「父さんの夢は息子たちを全員大学へ進学させることだ」
それを聞きながらまったく違う方向へ進んだ高校生の頃の自分が
一周回った後にまさか自らの意志で
大学という選択肢を選び
学ぶことになるとはね。
「4年(半)あれば人生は変わる。」
大きく変わらない場合でも
進み続けていれば
枝分かれしたその先は大きな違いを生む。
僕自身
4年半前の暮らしとは
大きく変わった。
此度の学業を終えたこともしかり
ほとんどのことが
あの頃より素晴らしい方向へ
向かってこれたし
これからも進んでいける
そう信じている。
ただ、一つだけ。
毎度試験期間が終わるたびに
「いやあ、おつかれさん」って言って
美味しいもの食べたり飲んだりしながら
夜な夜な四方山話に付き合ってくれていた
水曜日の男がいない。

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