20年近く経っても
あの頃と比べても
未だにほんの少ししか上達していない技術
それは受け流すこと
何もなかったかのように さらり
空を切らせるかのように ひらり
そんな風に
華麗にいなすことができたら
もっとマシなのかもしれないのに
矛盾のなかでたおやかに生きる
それが上手にできなくて
真っ直ぐぶつかってしまう
こちらからぶつかりたいわけではないはずのに
消耗しあうだけの
不毛なやり取りなら
本当はない方がいいんだろうけど
そんなことするよりももっと
前向きで建設的な
方向にエネルギーを向けたい
向けようね
生きづらい人間だねって
未だにそんな理解者に少し救われたりして
不器用なままで
なかなか抜け出せないのは
洒脱なひとにある種の憧れを抱く一方で
うまく生きる人が息を吐くようにつく嘘やデタラメを
どこか許したくない自分もいるのだろう
それ以外の道を
未だに見いだせていないことの方が
最も着目すべき部分なのかもしれない
0 件のコメント:
コメントを投稿