2023/08/29
好きだけど辞めた
接客業のことを考えると
思案が止まらないね
接客業がやっぱり好きだったんだね
人と関わることの楽しさや
人を楽しませることのおもしろさ
そんなことや
チームプレーの楽しさみたいなのも
あるのだろうか
良い接客を見るのはとても好きだし
良い接客に会いたくて
良い客で居ようとするし
さりげない所作で
相手にとって心地よい空間でいられるよう
気遣える人たちや
何も期待していないような人に対しても
全力で浴びせるように楽しませて
こちらのペースに乗せてしまったまま
楽しませる人たちとか
そういうの見ていると
笑っちゃうし
単純に楽しいし
好きだな
接客業は
突き詰めるほど
のめり込む前に
離れた
なかなか環境を
整えるのは難しい
やるのも好きだったけど
よもやまの条件が整わないと
長く続けるのは自分には難しく思えた
離れたけど
今でも
客として
楽しんでいる
その技と心
時に
胸を打ち
人を心底
満足させる
2023/08/15
結婚
誓いの言葉
神が住む杜へ向かって贈る
これまでの
悲しみも喜びも
期待や落胆
幸福や不服や
怒りも笑顔も
みんな一緒くたになって
一つの流れのなかへ
流しこむ水が
轍をつくり
まだ見ぬ方へと流れ行く
いつか他の水流と合流したり
雨や日照りのなかを進み
最後は土か海原へ
その運命を共にする
ともに愛を育てる喜びを
分かち合える仲間がいることは
きっと生きる上での
ひとつの幸福のかたち
それを時間をかけて
噛みしめながら
そして孤独という友とは
ごくたまに付き合いながら
生きることにするよ
2023/08/12
日々の泡
この街で流れる日々
慌ただしく過ぎていく
急いでいるなかで
少し大切ななにかを
思い出したりしながら
またひとつ刻んでいく
ひと息ついたり
大袈裟な格好して
「宴」をひらいてみたり
ちょっと大変だけど
楽しいや
ちょっと大変なだけで
ありがたいや
面倒なひともいるけど
生きていられるのは
あの頃とそんなに変わらないけど
ちょっとだけ
フワッと浮き上がって
しゃぼんがぴょこん
ありがたいや
やっかみやひがみ
承認欲求の波
意思疎通不足とかね
あるんだよ いろいろ
でもあるんだけど
あるよねって言って
笑っていられるひとが
あなたのそばにもいたら
結構いいよね
2023/08/03
未熟な技術
20年近く経っても
あの頃と比べても
未だにほんの少ししか上達していない技術
それは受け流すこと
何もなかったかのように さらり
空を切らせるかのように ひらり
そんな風に
華麗にいなすことができたら
もっとマシなのかもしれないのに
矛盾のなかでたおやかに生きる
それが上手にできなくて
真っ直ぐぶつかってしまう
こちらからぶつかりたいわけではないはずのに
消耗しあうだけの
不毛なやり取りなら
本当はない方がいいんだろうけど
そんなことするよりももっと
前向きで建設的な
方向にエネルギーを向けたい
向けようね
生きづらい人間だねって
未だにそんな理解者に少し救われたりして
不器用なままで
なかなか抜け出せないのは
洒脱なひとにある種の憧れを抱く一方で
うまく生きる人が息を吐くようにつく嘘やデタラメを
どこか許したくない自分もいるのだろう
それ以外の道を
未だに見いだせていないことの方が
最も着目すべき部分なのかもしれない
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