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知りたいのは
これから先の物語
胸が
わくわくするような
心が
ほっとするような
そんな瞬間を
重ねていきたい
これまでの物語に
耳を傾けて
胸に
碇を
優しくおろしたら
これからの物語を
紡ぎだす
そして
小さな芽が
でてきたら
大切に育てて
少しずつ
実のなる
木に育てる
その準備が
できる頃
また一つ
物語が
うまれる
何かあれば迷う
思い通りにいかなくて
望みの通りに
行くことのほうが不思議なのに
期待通りにいかないのは
期待を抱くからで
少しの隙間から
噴出するものは
暗雲を
つくりあげる
迷いは
不安は
真剣に
思い悩むがため
もくもくと広がった雲は
風の流れが変わって
ゆっくりと晴れていくこともあれば
しばらく停滞する場合もある
風を操れなくても
その風に任せることが
できるといいんだ
そうすれば
隙間から
太陽が
顔をのぞかせる
まぶしいほどの
光を放って
光を
遠くまで
届ける
その光に包まれたら
迷いも
晴れるだろう
染み込んだ奥深く
哀しみの轍
それを
埋めようというのではなく
その上に
優しく重ね合わせ
力強く織り込んだ
願い
それを
大切にしたい
なんだか
あの時みたいな
靄がかった気配は
風と太陽に
すべて
飛ばされたような
あなたが
太陽なら
わたしは
穏やかな光を
月のように
そっと
自然なかたちで
ありのままで
ありえないこと
思い描いて
そんなわけないかって
振り払う
少しだけ見えた
その隙間から
ありもしないことを
想像して
そんなまさかって
心の隙間に
開けた扉を
もう一度閉じる
例えば
ちょっとした勘違いや
偶然の一致で
その隙間に
何かが入り込む
軽やかな風が
流れ込むように
その刹那
ふわりと薫る
優しい風に
身を任せると
理由も分からず
胸が踊るとき
あなたは
恋に落ちる
話がしたい
伝えていなかったこと
言葉に乗せて
思いを届けたい
そんなときは
たとえ上手じゃなくても
大切なあなたに
大切なことを伝える
なにがなくても
届くならば
言葉など要らない
伝えたいと思うひとは
できるだけ深く
理解したくて
理解してほしい
そんな人なのだろう
期待を持ってしまうこともある
意図せず期待を裏切ってしまうことも
それでも期待に応えたり
それ以上のなにかで応えたとき
そのときはじめて
信頼がうまれる
選ぶ道は
選べなかった道
選ぶ道は
選ばないほうがいいかもしれないと
一度は考えた道
それでも
選んだ先に見たい景色
選んでみないと
分かるはずもない未知の世界
その可能性に
膨らむ胸
理由はよく
分からないけど
何かが
胸の奥で鳴る
そこに
かけてみる
そこに
飛び込んでみる
そして
新しい道の
扉が開く
そういえばかみさま
ご利益って
いつもどうしてるの?
みんなに
同じように
同じタイミングで
与えるのは
むずかしそう
それでも
届くひとには
届いているもんね
今日は誰にしようとか
このひとは
ちょっと困っているから
お願い聞いてあげようとか
力を送ってあげようとか
そんな決め方があるのかな
なんか
もしかして
最近
…くれた??
自分の調子が
いつもいつも
同じく一定でないように
誰かの調子もまた
ひとりひとり違う
みんな物語の主人公で
みんなそれぞれの
バランスや
バイオリズムがあったり
天命や
工夫や努力
業やなんか
それぞれあるんだ
だから
会えないひとに
会えたときは嬉しい
もう二度と
会えないかもしれないあなたが
連絡をくれたことも嬉しい
会いたいと思うひとがいて
そのひとに会えること
共に時間を過ごせる
好きなひとたちがいることは嬉しい
僕たちはまた
意志を持って
運命を交差させる
それを選択したからこそ
また会うことができたり
あなたを頭に
思い浮かべることができる
日常に起きている
そんな想いの交換が
すこし素敵なこと
だったりする
思い付いて
たまらず飛び出す
道路には
飛び出さないように気をつけながら
心はピョンと一歩前へ
わくわくする方へ
それが行動するときの合図
失敗の選択もあるけど
思っていた通りにいかないこともあるけど
最後には
穏やかな
風と水の音
それから
すべてを優しく包み込むような空の色
それがあったらもう
あ、良かったじゃん
なんて思える
少しおびえながらも
少し飛び越えて
取り返せてきたかな
もう少しここにいようかな
いや
ゆっくり帰るのもいいかな