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2016/09/30

実際にやってみた、夏。

9月が終わる。時はいつも流れていく。
アッという間に。

トロントはもう秋の雰囲気を漂わせている、ちょっとした雨季というか。8月が終わると気温の低い日がちょこちょこと出始めて、なんとなく気が付かないうちに「あれ?最近、涼しい日のほうが多くない?」と思う頃にはもう秋で、冬はすぐそこである。

今年の夏は、カナディアンの友達から聞くような夏の過ごし方をしてみたいと思っていた。

夏休みは、コテージ(別荘だよね、いわゆる)へ行ってのんびり自然と戯れる。

これが僕のやってみたかった、カナディアン(トロントにいるカナダ人かな)のステレオタイプ的な夏の楽しみかた。

カナディアンの家族はある程度裕福な家庭なら「コテージ」をトロントから少しでた田舎街の湖際に持っていて、彼らはそこで夏休みを過ごしたりする。避暑地の別荘みたいな感じだろうか。
都会の喧騒から離れ、湖のほとりでのんびり家族で時間を過ごす。湖で釣りをしたり、泳いだり、カヌーを漕いだり、カードゲームをしたり、バーベキューをしたり、キャンプファイヤーを囲んでマシュマロを少し焼いて食べたり…そんな風に楽しむ過ごし方がある。

そんな過ごし方をしてみたいなぁと思っていたら、コテージは借りれるところもあるということで、そういった「都会を離れて自然と戯れる夏の過ごし方」に詳しい友達からいくつか誘いをもらい、幸運にも何度か行ってくることができた。

みんなそれぞれにちょっとした指向は持っているが、基本的には大自然のほうへ行き、車の音もほとんど聞こえてこないような自然に囲まれて、のんびりした時間を過ごす。今年の夏はありだたいことにそんな週末があった。

なかなか素敵だった。

そういった空間には、生楽器(アコースティックギターやウクレレなど)がよく似合うのだが、僕みたいなやつが行くと大抵「あれ、歌って!」「あの曲、弾いて!」などのリクエスト攻撃にあう。それはそれで有り難いことなのかもしれないけど。
途中から、カラオケボックスやジュークボックスの気持ちになってくることがあるので、ちょっとそれはそれで考えものである。

ミュージシャンと一緒に行ったら最高なんだろうなぁと東京で出会った音楽仲間と井之頭公園でジャカジャカやったことを回想したりする。


最近、アートに触れているかな…自分に問いかける。音楽以外のアートカルチャーに触れているかな?なんだか胸がそわそわする。

でもきっと願って、行動していたら、できるかな。
今年の夏がそうだったみたいに。

もっと音楽と、それを愛する仲間とたくさん出会って、時間をともにしていきたいな。

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