仲良くしてくれているBruceおじいちゃんが誘ってくれて、ミュージカルというか舞台を観にいってきた。Oh Canada What a Feeling! という演目。
カナダのポップスの歴史を時代と一緒に追いかけながら、その時々で一世を風靡したアーティストの楽曲を演奏していくというなかなかユニークな企画。
ポール・アンカに始まり、ニール・ヤング、ジョニー・ミッチェル、ザ・バンド、セリーヌ・デュオンなどなど、カナダが排出した不世出のミュージシャンのストーリーが次々に現れ、その人の曲をパフォーマーが演奏していく(それぞれの歌い手に結構似せていた)。
オープニングにタイトルにちなんでか国家が流れた。
すると観客も何も言われずとも立ち上がって一緒に、国家斉唱。やはり違うね、文化が。
度々僕は「日本だったら…」と考えてしまった。日本だったら、オープニングに君が代を流すだろうか?またみんなが何も言わず勝手に立ち上がって一緒に唄うだろうか。
愛国心の育成…みたいな部分の話なのかなぁ、これは。
ショーの合間に休憩が入って、途中でコーヒーなど飲みながらみんなでおしゃべりをしていた。一緒に観にいっていた音楽大好きのSandyおばあちゃんに「こんなに有名なアーティスト(の歴史)が沢山出てきちゃったら、もう残りが居ないんじゃないの?」と冗談を言ったら、冗談という風にすぐには受け取ってもらえず「そんなことないわよ、まだ前半よ」といった感じで返された。僕が「からかってみただけだよ」と言ったら、「冗談にならないわ、宗教と一緒なのよ。」と。僕も元来音楽は宗教みたいなもんだよなぁと思っていたのでその話はすごくしっくりきた。
全体的に演者の歌唱力も素晴らしかったし、カナダが生んだポピュラーミュージックの歴史を知るという意味ではとても興味深いものではあった。
そして僕はそれぞれのオリジナルをもっと深く聴きたくなった。
日本だったら、どんなポップスが出てくるかなぁ
2015/08/14
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