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ちょっと安心して
ちょっと心配
ちょっと寂しくなって
ちょっと嬉しくなる
ちょっと心が洗われて
ちょっと心が荒む
ちょっと疑いかけて
またちょっと信じてみて
あなたのことを考えて
あなたのことを忘れる
七転び八起き
登っては降ったり
ほんの些細なことの
ほんの少しの繰り返し
成長や挑戦
挫折や落胆
一喜一憂したり
日常的で
人間的で
不安定と
安定
ちょっとした
音楽のようでもあり
ちょっとした
一日のようでもある
でも最後にやっぱり
すこし安心したいね
悲しみの壁に厚みを増すよりも
少しのイタミでは削り切れないほどの
幸せの厚みを確かなものにしたい
ねえ、
あなたもきっと
そんな風に願ってくれているはず
場所も分からない
都市も知らない
この星のどこかで
きっとあなたは
今日も満面の笑みを浮かべて
君の好きな人びとに
笑顔だけじゃなく
喜びや笑いや
そんな素敵ななにかを
分かち合っているのだろう
なにがどうして
こんな風になったのか
未だに僕には
なんだったのか良く分かっていないけど
あの時の感情が導いてくれた
その先の道
詰まるところ自分が
進みたいと思っていた道が
その先にあった
生きた先に
気が付けば歩いていた
そんなことを
時を経て
噛み締めているのさ
君にも
見せられたらいいな
おめでとう
すべての祝福が
あなたに降り注ぎますように
こちらへおいで
と
こわばった笑顔
だいじょうぶだよ
と
すこし不気味な笑み
こんな話がある
あんな話がある
あの人はこう
この人はそう
すごいよね
羨ましいわよね
いいよなあ
やべえよなあ
やるよなあ
ひどいよなあ
そうして
終わりゆく夜
そこは沼底
新しい生命が芽吹かない場所
テレビのチャンネルを変えるように
ジロジロ眺めては
ブツブツとこき下ろしては
またどこかに
安心を探す
人間は
他人よりも自分のほうが
すこしだけ得したい
そんな気持ちがある
そういう気持ちが
ふわりと湧いてくる瞬間
人間にはそれがあることを認め
よく注視しておく必要がある
それは
鏡に映る
向かいに座る
その姿から判る
より良い人間であるために
大切にしなくちゃいけない
自分のなかのなにか
その存在を
胸の真ん中に
常に置いておく必要がある