トロント(カナダ)は日本の医療制度と違うのでなにかと知らないことが多い。
今日は初めてのFamily Health Teamへ行ってみた。
前に住んでいたときに一回Walk-In Clinicへ行ったことがあるが、こういうところは初めて。
ここでは一般的にはFamily Doctorを持つのが最もポピュラーなスタイルだと聞く。
要は町医者なのだけど、ちゃんと申し込みをして自分の専門医になってもらう必要がある。そうすると、先祖から子孫までカルテや個人的な細かい情報を同じお医者さん(たち)に理解してもらえるので、より細かな診断をしてもらえたり、その人にあった診療を受けられるのだとか。
ただし、人口過多になりつつある現在のトロントでFamily Doctorを見つけるのはとても難しいと聞く。医者もマンパワーに限界があるのであまりたくさんの患者を取れない、というか取らないらしい。
そうでなければ以前に行ったようなウォークインへ行くことになる。別にウォークインへ行くことが悪いわけじゃないと想像するが、自分の細かな情報をよく知らないひとに毎回診てもらうのは心配だとか、(持病やアレルギーなど?)都度都度説明しなければいけないことがあるだとか、不安材料が多くなるらしい。
そこで友人にオススメしてもらったのが、Family Health Team。一つの施設にお医者さん、看護師、理学療法士、薬剤師とかなんか色々なフィールドの方々が1ヵ所に終結して、地域のひとびとへ包括的な医療を提供する…という仕組みらしい。
なんか、町医者と大学病院の間みたいな感じかな?よくわからないけど、「オールスター感」があって良さそうだ。
ここでもやはり患者としてまず登録が必要。
しかも指定地域内に住んでいないと登録できないらしい。
ということで、比較的近くにある病院へ申込用紙を提出。
ここから審査があって、数週間後に先方が患者として受け入れてくれるかどうかを返答してくれるらしい。
特に現時点でなにか医療を受けたいわけではないのだけど、こういうのは転ばぬ先のもの、必要になってからじゃ遅いからね。
さて、どうなるか。
病院の前のベンチには月桂冠。こいつぁ、縁起がいいね。