先日親友に急遽声をかけてもらい、B'zのコンサートを観てきた。
今年の春に観に行ったサザンオールスターズ同様、日本の音楽業界の黄金期を駆け抜けて、今なお一線で活躍するレジェンド級のポップアイコンのひと組。
中学、高校の頃などヒットチャートに上がってくる名曲の数々をカラオケで歌ったり、(簡単なものなら)松本さんのギタープレイをコピーしたりなどした。
初めて生で観た稲葉さんはフォルムも格好良いし、動きもロックしていて、歌唱もずっと聴いてきた通りの高音をキープしていて、物言いもジェントル。まさにしっかりと作り上げられていた。
あんな風に30年以上もパフォーマンスすることがどれだけ大変だろうと、奥に見えるストイックさを感じずにはいられなかった。
それは松本さんのギタープレイからも感じることはできた。
およそ二時間半、ほとんど休憩なしに演奏し、踊り、走り、動き回る。歌詞も飛んでないし。ユーモアもあるし。
横浜アリーナをライブハウスに変えてしまうようなロックスピリットを見せてくれた。
個人的にはセットリストは知らないものが多かった。
最新のアルバム、最近のB'zを聴いている人たちにはハマる曲が多かったようだが、その辺りもB'zが意識するリスナーの層がやはり(2時間半一緒に立ちっぱなしで、手拍子と手扇子?しっぱなしというあたりも)最近のエネルギー溢れる世代や元気なロックが好きな人たちに向けているのかなという印象だった。
ライブの後半に稲葉さんがどこかの首相が記者会見でもするかのような?演台を前にスピーチをする風の演出があった。
時期的にも?政治のことを少し意識しているのかなとも感じたが、直接的には言わなかった。
ただ最後の方のMCで、B'zの音楽を聴いた人たちが「いつもと違うことをしてみたり、今までと違うなにかを始めてみたり(してくれたら嬉しい)」的なことを話していたときに
これは稲葉さんなりの選挙に対する呼びかけかな?とも感じた。
日本の音楽業界のトップを走り続けるバンドが、サポートに若い世代のミュージシャンも積極的に取り込みながら、相変わらず格好良くて新しいリスナーも取り込んでいけるってすごいことだな。
誘ってくれた親友にも感謝。
彼は誕生日を迎え、来年には仕事で横浜アリーナを使ってお客さんを「呼ぶ側」にまわるそうだ。
彼のB'z(カラオケ)もまたいつか聴かせて欲しい。
0 件のコメント:
コメントを投稿