6月も3週間ばかり経って、
すっかり僕の日本人らしさ?も戻ってきた…かもしれない。
改めて噛み締める回数も減ってきたが、今月から東京で暮らしている。
そう、あの頃みたいにね。
二度目の上京、とも言えるだろうか。
初めて上京したのはもう10数年前。同じように都外から上京したことのあるあなたは、あの時の無敵感を覚えているだろうか。
決して「向かうところ敵なし!」などと踏ん反り返っているわけではなかったが、あの頃の僕は何にもしていないくせに、なんか出来るような気になっていたように思う。
一人でなんでも出来るんだ。親のもとを離れたって生きていけるんだ!…とでも思いたかったのだろう(仕送りしてもらってたくせに)。
それまでの人生ではおよそ経験したことがなかったようなことが出来るようになって、自分でコントロールできることが多くなって、少し気が大きくなっていた時期だったんじゃないかな。
そしてその後に、じわじわと無力感をおぼえるようになるのだけども。
あの頃のような過信めいたものが、新しい暮らしにあるわけではなくて。
新しいスタートに、やってみたいことに、その可能性を模索するプロセスに、ワクワクしている自分がいる。
都内の慣れ親しんだはずの場所に行っても、数年ぶりのせいか、それ以外の原因か、今までとは少し違う気持ちで受け止めている。もちろん、思い出がよみがえることもあるけど。全てが新しいような、今までとは少し何かが違うような。
噛みしめて振り返るのが約3週間と遅くなるくらい、新しい出来事は日々少しずつ起きている。新しい生活スタイル、ワンダフルルーミー、新しい出会い、そしてその人たちと触れ合う機会。
人が変われば暮らしも変わるし、暮らしが変われば人も変わるのだろう。
どんな風にしていけるか、前向きに楽しみながら色々やっていきたいと思う。
今までにやったことないこと、やりたくなかったこと、やらないようにしてたこと、やってみたかったこと、そういうのも(選びながらだけど)見付けて試していきたい。
何が起こるか分からない。