選挙の話題をここのところよく目にする
日本では先月衆議院選挙が
そしてアメリカでは大統領選挙があった
もうすぐカナダでも次の首相を決める選挙があるそうだ
(僕は選挙権を持っていない)
先の衆議院選挙ではあいにく在外選挙手続きが済んでいないため
投票をできなかった
むむむ、くやしい
(そして在外投票の手続きはあいかわらずまどろっこしい…もっと簡便にならないものか)
とはいえ選挙期間中は自分なりにあれこれ考えながら
ソーシャルメディアから飛んだりしてあっちこっちの情報や言い分を見たり聞いたり読んだりしていた
僕は政治信条を一般の人同士が戦わすことには消極的だ
みなそれぞれ違う立場だし、選ぶ情報の次第である程度左右されることもある
「誰が一番正しい」とは言えるものでもないのに対し
討論はそういうやり取りになりがちだ
政治家についてあれこれ言っても
最終的に選べるのは本人だけ(一人一票)だし、そこが公平でもあるように思う
なによりもどれだけ内情を知ったつもりになっても
深読み、憶測、バイアス、噂なども含まれやすく
当事者になるのは難しい
(組織票や賄賂等で左右される人はほんとに考え直して欲しいが)
当人の立場によって見える景色は違う
そして
よほどの専門家であっても国を良い方向に導く解決策が
どれが一番有効となり得るのか言い当てるのは難しい
以前は政治に対してもっと無関心だった
スーツを着て国会へ出勤するひとたちはみな「プロフェッショナル」だと思っていて
「その人たちが言うのだからそうなのだろう」とか
「素人には分からない事情がきっとあるのだろう」などと考えていた
だんだんその考えは変わっていった
国会での紙を読むだけのやり取りや
会話にならない質疑や会見でのやり取り
居眠りや不正、導入される新制度
表にでてくる言動(として取り沙汰されるもの)
それらを見ていると、「え?」「あれ?」「なんで?」から
「それはないでしょう」「いや、ちょっと待って」「てか、ふざけるなよ!」
なんていう風に感じることが次第に増えていった
それでも素人目であることには変わらないのだけれど
品行方正
聖人君子
僕の見立てでは、スーツを着て永田町へ行く人たちのなかに
そんな人はいないと思う
僕らがそうでないように
彼らも同じ人間である
ものすごく頭の回る、悪い人たちも中にはいると思うが
面と向かって話すと「実はいいやつ」みたいな人も多いと推測している
みな政治家は
誰かやどこかのコミュニティを代表し
その「誰か」たちにとって、良いことをしようとしていると思う
自分にとって大切な人たちを大切にしたい
守りたい、幸せにしたい
こう思うのはごく自然なことである
その時、その人は
どこを向いているのか
「誰を守ろうとしているのか」
それが行動から垣間見えるのか
その部分が大事だと思う
僕は自分が大切だと思うものやひと、
それらを大切にしてくれる人たち
そういう政治家を応援したい
(結局公約や国会内外での言動、政治責任ってことだよね)
あなたが嫌うひとや
あなたが名前を書いたひとは
どこを向いている?
それでは聞いていただきましょう。
HiGEで「首謀者に告ぐ」
(政治のことを考えると、この曲が頭に浮かびがち)